赤ちゃんに野菜ジュース。何歳からOK?

子育て中ならば、赤ちゃんに野菜のビタミンなどを与えてスクスク成長してほしいと思いますよね。そんな時、市販の野菜ジュースは水分と栄養どちらも含まれているし、簡単に飲ませられて助かるイメージがありませんか?

しかし、あまり小さいうちからあげると良くないとも聞きます。市販の野菜ジュースを赤ちゃんに飲ませたい場合、何歳くらいからが良いのでしょうか。

赤ちゃんに野菜ジュース、なぜ飲ませたいの?

ここで、質問ですが、野菜ジュースを赤ちゃんに飲ませる目的は何ですか?

離乳食の一部、水分補給、手軽に水分補給も栄養も与えられるから・・・でしょうか。それならば、やはりそれぞれの目的に合ったものを与えたいですね。赤ちゃんは与えられるものを選ぶことなく口にします。赤ちゃんの月齢に適した水分、栄養、などの選び方を見ていきましょう

 

赤ちゃんに良い飲み物、その量は?

新陳代謝が活発で体温が高い赤ちゃん。体内から出ていく汗やおしっこなどの量から見ても、水分補給が欠かせません。何を飲ませたらいいのかなと悩みそうですが、月齢によって、飲んでも良いもの、悪いものは大体決まっているようです。

1日に必要な水分量

離乳食が始まる時期は生後6ヶ月ぐらいから。大人の2倍汗をかく赤ちゃんには、その頃には体重1kgあたり130~155mlの水分が必要といわれています。

母乳やミルクの量も含めての量です。それプラス、お風呂から上がった後や部屋の乾燥の影響も考え、必要に応じて水分をあげることが大事。おしっこの色が濃くなっていたり、よだれが少ないなど様子が違う時は脱水症状などに注意です。

離乳食開始から飲んで良いものとは

月齢1カ月頃から飲めるベビー用麦茶、3カ月頃から飲めるイオン飲料など、いろいろなものが売られています。ですが、基本は味のついた飲み物は離乳食開始後からです。

お医者様が勧めるのも麦茶、白湯

麦茶、白湯が勧められる理由は、離乳食の食べ物が飲み込みにくい時、また口の中に残っているものを流す意味もあります。多めに飲ませても大丈夫だそう。

ただ、果汁などはあまり早いうちにあげるとアレルギー反応が出る子もいるので、月齢6カ月以降を待ってからのほうが良いんですね。

 

野菜ジュースで栄養は摂れる?

白湯や麦茶など上手に飲めるようになり、そろそろ果汁や野菜が入ったジュースを飲ませても良いかな?という時期。気になるのは、市販の野菜ジュースでベビー用と、大人用の物がありますよね。これは成長度合いによって、どちらを飲まなくてはいけないという決まりはあるのでしょうか。

ベビー用は、果汁の割合が多い

月齢5、6ケ月からと書かれてあるベビー用野菜ジュースには、トマト、にんじん、ほうれん草などと大人でも摂ると有効な緑黄色野菜が使われています。

濃縮還元という製法で、ビタミンCや繊維はほぼ消滅。しかし、にんじんのカロチンやトマトのリコピンなどは、熱処理などによって逆に体に吸収されやすくなっています。

その他、食塩や砂糖不使用、保存料などは無しと明記されていても気になる事があります。それは、果汁の割合が50%以上と高いこと。つまり砂糖は不使用でもかなり甘いということです。

大人用野菜ジュースを薄めても良い?

一般に販売されている野菜ジュースは、数多くの野菜の種類が使われておりドロッとした飲み口のものが多いです。濃縮加工されても栄養を極限まで摂れるように砂糖不使用、果汁なしというものが多い印象。糖分が入っていない野菜ジュースであれば、薄めて与えても大丈夫という声もありますが、やめた方が良いというのが専門家の意見です。

一般の野菜ジュースに含まれる「塩分」にも注意

市販のジュースで同時に気をつけたいのは「ナトリウム」です。ナトリウムは食塩とは違いますが、天然成分から得られる塩分に変わりはありません。離乳食開始後、6~11ヶ月くらいまでは赤ちゃんが1日に必要なナトリウム値は1.5g。一般の野菜ジュースは1パックに最低10mg~最高で250mgのナトリウム含有量です。

市販のジュースならば、やはりベビー用が安心ですが、野菜ジュースで栄養を摂るというのは疑問が残ってしまいますね。塩分や甘みに注意して栄養を、、、というのであれば鰹節や煮干しに野菜を加えたスープ、薄めた味噌汁などがおススメとされています。

 

何歳から飲める?

これまで離乳食開始から11ヶ月くらいまで、野菜ジュースを飲ませる時の注意点をお話してきましたので、パックのまま飲ませても大丈夫な時期はいつ頃からなのでしょうか。

離乳食中、ジュースはどれくらい飲ませても良い?

ジュースを飲んでも良い量だけに限って言うと、7ヶ月~1歳半までの赤ちゃんは1日に80mlまでです。もし市販のものを飲ませるならば、やはりベビー用の野菜ジュースの方が良いでしょう。それよりも、自家製ジュースをお勧めしますが、量は同じです。また作り置きして飲ませるのは避けましょう。

離乳食完了期のジュースの量は?

離乳食完了後には、1歳半~2歳までは1日100ml、3~5歳になると1日150ml位が適量。食事の度ではなく、間食として与えるのがベストです。

必ずしもこの量を飲ませる必要はなく、おやつとして決まった時間に時々与えるのが良い、と言われます。市販のジュースはやはり大人用は避けた方が良いですね。トマトジュースの中に食塩が添加されてあるものもあります、胃や腎臓の機能が安定しない乳幼児にはお勧めしません。

果糖は、消化吸収が早いです。そのため喉が渇くのも早く、すぐにお腹が空いてしまうことにも野菜ジュースを飲ませるときに注意する点なります。そして、早いうちから野菜、果汁ジュースを飲ませていると、どんどん飲む回数も増えていきます。

また、にんじんジュースに含まれるカロテンを摂りすぎると、肌が黄色くなっていまう柑皮症(かんぴしょう)になってしまうおそれも。

一般的に、赤ちゃんに「甘い味」を与えるのは2歳以降といわれます。イギリスなどは3歳までは与えませんが、フランスでは乳児からハチミツを与えます。お国柄ですが、2歳までは甘い味を避けようというのには理由があります。月齢のうちに甘味に慣れてしまうと、他の味を受け付けなくなる可能性がとても高いからなんですね。

それに、生後10ヶ月から12ヶ月の間に週3回以上、糖分を含むジュースを飲んで育つと将来の肥満率が高くなるという発表もあるそうです。また、糖分の多い飲み物を飲んだあとは白湯なども飲ませないと虫歯の心配もでてきます。

 

野菜ジュース以外で野菜を与えるには

野菜の栄養も欲しいし、果汁を摂らないと便秘気味になるし…とお悩みのお母さんにおススメはお手製ジュースです。

赤ちゃんにはやっぱり生野菜ジュースを

1歳をすぎたら生野菜、果物をミキサーなどでジュースにすることをおすすめします。手間はかかるかもしれませんが、果糖や繊維なども生のもののほうが断然赤ちゃんの体にも良いですよね。

ピューレ状にした野菜をブレンド

果汁を薄めにして、野菜のピューレを加えると食べやすく、飲み込みやすいですね。甘さが欲しい時は、バナナなどを使うと甘味が足されますし、プレーンヨーグルトを入れても便秘解消の手がかりになりそうです。離乳食中でも野菜を煮てすりつぶし、スープにすればスプーンで少しずつ味わう練習にもなりますね。

 

まとめ

大人と同じように野菜ジュースを飲めるようになるのは、大体1歳半ぐらいからという事が分かりました。しかし、お子さんによっては体の発育状態も違いますし、合う、合わないという影響もあるので様子をよく見てあげることが必要になってきますね。

水分は湯冷まし、汁物でも充分に摂れますし、市販の野菜ジュースはおやつ感覚で挙げるようにしてみてください。その際は製品に明記されている適応年齢を確認してくださいね。