赤ちゃんに野菜ジュースって結局どうなの?

赤ちゃんの水分補給に、野菜ジュースをあげたいと思うママ、パパは少なくないようです。

離乳食開始から母乳以外の水分も摂れるようになるし、同時に野菜の栄養も補えそうという理由もあるようですね。ただ、市販の野菜ジュースには糖分が多いとも言われていて、本当に害はないのかな?と不安になりますよね。

こちらでは赤ちゃんに野菜ジュースを飲ませることについて、その影響などを調べてみました。

ベビー用と一般の野菜ジュースの違い

一般に販売されている野菜ジュースは、ベビー用、大人用も主に緑黄色野菜のにんじんやほうれん草など含め複数の野菜が入っているようです。野菜ジュースを薄めて飲ませるのもありと聞いたけれど、成分など何か違いなどはあるのでしょうか。

通常の市販野菜ジュースの特徴

一般に、野菜ジュースとして売られている物は、主に緑黄色野菜のビタミンAやB、ポリフェノールなどが豊富な野菜がそれこそ30品目などたくさん含まれています。砂糖不使用、果汁なしというものも多いですね。

しかし熱処理などで失われたビタミンCを後から添加したりと、ピュアな栄養を摂ることは難しいといわれています。もちろん塩分が加えられているものもあります。

赤ちゃん用野菜ジュースの特徴

主に130ml前後の容量で、3個パックなどで売られているものが多いですね。飲み切りサイズで小さく、つかみやすいです。赤ちゃんも喜びそうなキャラクターなどの絵が描いてあるパッケージが特徴的です。

原材料はトマト、にんじんやほうれん草など野菜が数種類で、飲みやすいようにりんごなどの果汁が多く加えられていたりします。通常の野菜ジュースと比べて、食塩や添加物、保存料等一切使用していないものがほとんどです。

味はマイルドで薄いです。ただ砂糖が不使用といえど、果汁にはそれなりに糖分が含まれます。甘みがあるのでゴクゴクと飲めてしまいそうですね・・・ですが、赤ちゃんの乳歯に影響はないのかな、と不安も出てきますね。

大人用に比べ、ベビー用は確かに配慮されている点はありますが、果汁が入っているので糖分を摂ることになりますね。

 

赤ちゃんに野菜ジュースをあげたい

甘い味がして色がカラフルなジュース。外出時などでぐずった時にあげるとピタっと泣き止んでおいしそうに飲んでくれるし、野菜も入っているならば良いのでは、とついつい頼りがち。

このままあげていてもいい?

市販の野菜ジュースの栄養価は?

保存料、着色料、添加物なしといえども、「濃縮還元」という製法で作られているため生の酵素、食物繊維などは無くなってしまいます。詳しくは絞った野菜汁、果汁などを水分を飛ばし濃縮した後に冷凍保存。製造工程で水を加えて濃度を戻しているんですね。

果汁の甘さが、危険

砂糖不使用、ながら果汁は果糖という糖分に入ります。液体の糖分は吸収が早いので、あまりひんぱんに摂ると血糖値がその都度急上昇することになります。すい臓がインシュリンの力で下げようとしますが、機能が麻痺してきて血糖値のコントロールができなくなってしまうおそれが。

また、甘い飲み物は喉が渇くので、通常の白湯や麦茶などではなかなか満足してくれなくなってくる事も。甘い味を覚えさせる前に、控えるのがけんめいかもしれません。虫歯にももちろん注意です。

野菜の摂りすぎがもたらす、症状

にんじんなどに含まれている栄養素、カロテン。脂溶性のため一度体の中に入ると血中のカロテン濃度が高まり、排出するまで時間がかかります。なので、過剰に摂取すると皮膚が黄色くなったり倦怠感なども現れるそう。

これは柑皮症(かんぴしょう)と呼ばれるもの。離乳食でにんじんをすりつぶした物を与えていて、さらに野菜ジュースでもそれに近い物を毎日あげていると要注意です。

 

赤ちゃんの体に良い飲み物とは

体の中の水分量が多く、新陳代謝が活発な赤ちゃん。水分補給をするなら、なるべくジュースではない飲み物のほうをおすすめしたいところです。

野菜ジュースは「濃い」?

離乳食開始時からは、薄味からだんだんと飲み物や、食べ物の「味」を知っていく時期。味の濃いものに慣れてしまうと、薄い味には興味を失ってしまうといいます。野菜ジュースを2倍に薄めて飲ませるというのもありですが、あまり早くから果汁を摂らせると腸の成長が未熟な赤ちゃんは消化吸収がうまく出来ず、アレルギーが出る子もいるそうです。

何も入っていない白湯はどう?

シンプルに、白湯を飲ませるという方もいますね。水道水に含まれるカルキや塩素などが体に入ってしまうのではという心配もありますが、煮沸して湯冷ましにすれば大丈夫です。

対して、ミネラルウォーターは要注意です。「硬水」や「軟水」などの種類がありますが、赤ちゃんの胃腸は水に含まれるミネラル分を充分に消化、吸収するのが難しいため、軟水を選んでくださいね。軟水でも殺菌処理をしているか確認し、念のため煮沸するのをおすすめします。

大人と同じようにお茶はOK?

食事と共に摂ると、体に良いというイメージのお茶ですが赤ちゃんの体には適さないものも多いです。例えば、ウーロン茶、緑茶のようにカテキンが入っているものはNG。腎臓が未発達で、とても負担がかかってしまうからですね。

ほうじ茶、ハーブティーなどに含まれるカフェインにも要注意。細胞に浸透し、留まることを浸透圧といいますが、赤ちゃんの体液の浸透圧と合わせた飲み物を選ぶのが大事なようです。その意味では、カテキンもカフェインも入っていない《麦茶》などはおすすめ。必ず薄めて飲ませてあげてくださいね。ベビー用麦茶もおすすめです。

 

離乳食自体で栄養を摂るすすめ

偏食にならないように、赤ちゃんの頃から野菜の味に慣れさせたいと考えて、野菜ジュースを上げようと考えるママ・パパもいらっしゃるでしょう。ですがジュースだけでなく、離乳食で栄養が摂れるメニューも考えていきたいところです。

果汁ジュースを補助的に入れるのもあり

離乳食は、おかゆをすりつぶしてミルクとまぜたり、口当たりが良く飲み込みやすい物を作ります。その際、水分も一緒に入れることから食事の時でもある程度の水分量は摂れることになりますね。野菜ジュースでまとめて野菜汁と果汁を摂ろうとせず、にんじんなどをゆでてすりつぶし、全体が柔らかくなるくらいまでりんご果汁などを入れるのもおすすめします。

ほうれん草、小松菜などもおすすめ!

母乳にも多く含まれる鉄分は、離乳食開始から不足しがち。葉物の野菜は、カルシウムやカリウムなども豊富なので、生後9ヶ月頃からの赤ちゃんの体にはぜひ摂り入れておきたいものです。葉の部分を選びあく抜きをし、煮てすりつぶした後に昆布と削り節で取った出汁と合わせます。水分も栄養も摂れて良いですよ。

もちろん、離乳食だけでは必要な栄養が摂れないので、その後で母乳やミルクなども与えてあげてくださいね。

 

まとめ

市販の野菜ジュースでもある程度の栄養は含まれているようです。ただ、離乳食はビタミンなどを摂るだけではなく、食べる楽しさを学ぶために与えるものでもあるんですね。本来の野菜の味や香りなどを消さないよう工夫して調理し、こちらの味をメインに覚えさせるほうが良いようです。

 

水分補給なら、やはり湯冷ましや麦茶がおススメです。野菜ジュースは与えやすいのも確かですが、飲ませすぎないことがポイント。特にだらだら飲みはやめて、特別な時に「おやつ」としてあげるのが一番です。

また市販のベビー用野菜ジュースには、商品によって月齢にふさわしい物が明記されている場合があるので、こちらを要チェックして購入するのも大切と思います。