おならが異常に臭いのは野菜ジュースで解決できるのか

自分のおならが臭くて閉口してしまうことってありませんか?他人のおならは嗅ぎたくないけれど、自分の臭いおならだって嗅ぎたくない!できれば毎回、爽やかに(?)やり過ごしてしまいたいものです。

ではなぜ、臭いおならと臭くないおならがあるのか、異常なニオイはどうすれば解消できるのか、野菜ジュースではどうなのか?について原因や対策を考えてみました。

おならにはなぜニオイがあるのかの

そもそも、「おなら」って何でしょう?ご存じのように、腸を通って出てくる気体ですよね。この気体は、私たちが食べたものに由来します。食物が腸に達すると、腸内細菌による分解が行われ、このときに何種類かのガスが発生します。これがおならです。

このガスの組み合わせにはタイプがあり、これがおならのニオイに大きく関係します。

発酵型は臭くない

タイプ1は「発酵型」です。腸の中で善玉菌が活躍し、食物を分解。このとき発生するガスは二酸化炭素や水蒸気が中心で、ニオイはそれほどありません。

腐敗型が臭いおならの犯人

タイプ2は「腐敗型」で、これが異常なニオイの原因です。悪玉菌が食物のたんぱく質を腐敗させ、硫化水素やアンモニアが発生。これらが悪臭を放つガスであるため、腐敗型のおならは臭いのです。

腐敗型…イヤな響きですね。いかにもニオイがキツそうです…。

 

善玉菌と悪玉菌の関係

おならのニオイに大きく関わっているのが、善玉菌と悪玉菌ということになります。

私たちの腸の中には、100種類以上、100兆個にもおよぶ細菌が生息しています。これらの菌は互いに棲み分けていて、そのようすを顕微鏡で観察するとまるでお花畑のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。とてもきれいな名前ですが…細菌です。

菌たちのバランスが重要

腸内細菌は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌、大腸菌毒性株などの悪玉菌、そのどちらにも属さない日和見菌に分けられます。このバランスが重要で、腸内環境が乱れて悪玉菌が優勢になると、腐敗型の臭いガスが生産されることになります。

普段は無害な日和見菌ですが、悪玉菌に寝返ることもあるので、油断ができません。そこで腸内環境を正常に保つこがとても大切になってくるわけです。これに大きくかかわっているのが、野菜なんです。

 

野菜で腸を変えてみよう

腸内環境を整えようと、すぐに思いつくのは、ヨーグルトなど善玉菌を含む発酵食品ですよね。お漬け物、キムチ、塩麹、味噌などもよく知られています。

でも、それらだってけっこう食べているはずなのに…。どうです?昨日も今日もお味噌汁、飲んだんじゃありませんか?私も飲みました。でもおならは臭いような気がする…。どうすればいいんでしょう。

補うという考え方から根本整備へ

乳酸菌などの善玉菌を食品から摂るというのは、いわば「補う」考え方です。もちろん大切な方法だと思います。でも、加えて、根本から腸を整えるという発想はどうでしょうか。悪玉菌のエサとなるのは、たんぱく質です。

どうですか?

普段の生活を振り返ってみて、お肉など動物性たんぱく質の多い食事に偏ってはいませんか?野菜はきちんとたっぷり摂っていますか?乱れた食生活では、悪玉菌は増えるばかりです。

2種類の食物繊維が存在

野菜類には、食物繊維がたっぷり含まれています。そしてこれは水に溶ける性質の「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」に分けられます。

ダブルの力で腸を整える

  • 水溶性食物繊維は、善玉菌のエサです。つまり、腸内にいる善玉菌を元気にして、悪玉菌勢力に打ち勝つ力を与えるのです。
  • 不溶性食物繊維は、腸内の腐敗物を吸着し、便として排出。きれいに掃除する働きを持っています。

なんと野菜の食物繊維は、ダブルのアプローチで、腸内環境を整えてくれるのですね。すごいパワーです。

 

野菜ジュースでたくさん摂る

臭いおならを解消するためには、いろいろな野菜をたくさん食べたいところです。とはいっても、サラダでは意外とかさばって、一度にそれほどの量を摂れないのが実情ですよね。

そこでスポットライトが当たるのが、野菜ジュースです。液体状にするとラクにたくさん摂ることができます。

市販の野菜ジュースでも改善する?

自分で野菜ジュースをつくるのが面倒なら、市販の野菜ジュースを利用するという手もあります。市販の野菜ジュースは、製造過程で加熱処理する製品が多く、ビタミンCなど熱に弱い栄養素は失われてしまいます。しかし水溶性食物繊維は残っていますので、おならのニオイを改善することが目的であれば、それなりに期待できるでしょう。

不溶性食物繊維は含まれない

ただし市販の野菜ジュースは、不溶性食物繊維は口当たりをよくするために取り除かれていますので、不溶性については手作りの野菜ジュースや普段の食事で補うことが必要になります。

メーカーさんも口当たりよりも栄養を重視し、残しておいてくれればいいのにと思います。

 

睡眠・ストレス解消・運動も重要

腸内環境の改善には、規則正しい生活が必要不可欠です。
ストレスで腸が過敏になってしまったら、腸内をよい状態に保つことができませんよね。

リラックスできる毎日を

毎朝決まった時間に起床し、夜は早めに部屋を暗くして、睡眠ホルモン・メラトニンが分泌されやすい環境をつくりましょう。体内時計が整い、規則正しいリズムが身につきます。休日には体を動かして、心地よい疲れを味わってください。

 

効率よくおならのニオイを消してゆく

生野菜ジュースは、ジューサーやミキサーを購入する必要はありますが栄養、食物繊維、鮮度、自分の必要に合わせたジュースを作れることなどを考えると、野菜不足解消におススメしたいものです。ですが野菜不足をしっかり補うためには、野菜を食事からも摂取することは外せません。

そこで、市販のジュース、生野菜ジュース、野菜を組み合わせて摂ることをお勧めします。

仕事が忙しく、お昼は外食の多い方へおススメ

  • コンビニのお弁当+市販の野菜ジュース
  • お昼の定食+サラダを注文、もしくは、食後のコーヒーの代わりに市販の野菜ジュース

*野菜ジュースは食物繊維の多く含まれるものを選びましょう

朝ご飯は食べない方にもおススメ

  • 生野菜ジュース(緑黄色野菜+りんご/バナナ/オレンジ)

これにヨーグルトをプラスしてもOKいいですね。

朝ご飯は苦手でも、何かをお腹へ入れましょう。そうすると腸のぜんどう運動が始まり便秘の改善へつながります。お腹に溜まっているものが減れば悪臭のもとも減らせます。

手作り派の方へおススメの作り置きにも最適な一品、筑前煮風

基本の材料

  • レンコン
  • ニンジン
  • 干しシイタケ
  • こんにゃく
  • ゴボウ
  • 鶏肉

作り方:全部乱切り、ゴマ油でいためてから材料がかぶるくらいの水を入れ、柔らかくなるまで煮た後、薄口醤油か白だしで味付け。味をつける前の状態で保存をすれば、具だくさん味噌汁にも応用できるので毎日でも活用できます。

 

まとめ

おならは生きていく上で当たり前の自然現象であり、何も恥ずかしいものではありません。でも臭いおならは腸内環境が乱れている証し。やはり対策が必要です。腸は人体最大の免疫器官であり、全体の6割の免疫細胞が集まっている大事なところ。充分に労ってあげてくださいね。