ダイエットに生野菜ジュースは効果的?野菜を普通に食べるのとの比較

「栄養をしっかりと摂っているので、肌荒れとは無縁にキレイに痩せられる」と人気の生野菜ジュースダイエット。自宅でジューサーやミキサーを使って、新鮮な野菜や果物から搾り取った野菜ジュースを朝食の前に200ml飲むだけのお手軽なダイエット法で人気ですね。

ところで、普通に生野菜を食するのと、生野菜をジュースにして摂り入れるのに違いはあるのでしょうか。また、生野菜ジュースを選んだ場合、ジュースを作るのにジューサーを使用するのか、それともミキサーを使った方がいいのか…… ダイエット効果や栄養価に差はあるのでしょうか。

生野菜ジュース vs 生野菜 どちらがより体にいい?

ジュースと生野菜(もしくはフルーツ)、どちらの方が体にいいの?とよく議論の種になりますが、結論としては「ジュースは生野菜よりもヘルシーである」とは断言できないようです。

野菜ジュースとは

ジューサーで作る野菜ジュースとは、野菜から繊維を取り除いた抽出液のことです。この液にはその野菜や果物が含有するビタミンやミネラル、カテキンやイソフラボン、アントシアニンなどのフィトケミカル(植物が持つ天然の化学物質)は含まれていますが、ヒトの健康に必要不可欠な食物繊維の含有量は少ないのです。

野菜ジュースのほうが栄養の吸収率がいい?

「ジュースにした方が、生野菜を食べるよりも体にいい」との説明を見かけたことがありませんか?

これは生野菜ジュースした方が、栄養素を体に取り込みやすいですし、食物繊維を取り込まない分、消化器官を「休ませる」ことができるからという理由です。

しかしながらこの説には一切学術的、科学的なエビデンスはありません。「生野菜ジュースは生野菜を食べるよりも体にいい」という証明はされていないのです。ただ、生野菜を食べるのが苦手であるとか、吸収不良症候群(MAS)や炎症性腸疾患(IBD)などの消化器系疾患がある場合には、栄養を取入れるとても有効な手段と言えるでしょう。

言い換えれば、野菜ジュースをどう活用するかで、効果的に摂取できる栄養素があるということではないでしょうか。

 

ジューサーとミキサーの違い

生野菜ジュースダイエットは市販の野菜ジュースではなく、生の野菜や果物を「飲む直前に」絞ってジュースを作ることが大切です。生野菜ジュースを作るための機械には「ジューサー」と「ミキサー」があります。どちらも用途は同じと言えますが、方法、そしてできあがりのジュースに違いがあるのです。

ジューサーって?

「繊維から水分を取り除く」のがジューサーです。従って、できあがったジュースには皮や筋などの野菜の繊維は入っておらず、サラリとした市販のジュースのような口当たりになります。食物繊維を含まない分、体への吸収が早いのが利点と言えるでしょう。

また繊維質を取り除くので、取れるジュースの量はとても少なくなります。例えば人参一本からでは10ml程しかジュースは取れませんので、生で食べるとなると大変な量の野菜を簡単に摂取することが可能になります。

ミキサー(ブレンダー)

対してミキサーは繊維質共々野菜を極々細かく砕き、液体状にします。果肉や皮などの繊維質をすべて含んでいるので、できあがりはドロリとしたスムージー状です。食物繊維をたっぷりと含んでいるので便秘解消やデトックス効果などが期待でき、また血糖値の上昇もゆるやかになります。更にたっぷりと含んだ食物繊維は消化に時間がかかるため、腹持ちがいいのが特長です。

健康維持目的ならば、ジューサーも捨てがたいものがありますが、ダイエット目的ならばミキサー(ブレンダー)を選ぶのが良いようですね。

 

生野菜ジュース vs 野菜を普通に食べる、効率よく食べられるのは?

「ミキサーで作った生野菜ジュース」と野菜を比べると、栄養価や量を効率よく摂取できるのはどちらなのでしょうか。

栄養面での違いは?

繊維質もミキサーで損なわれることはありません。むしろ皮をむかずにミキサーにいれてしまうことも可能なため、皮をむいて生野菜を食べるよりも摂取できる食物繊維の量は増えるとも考えられます。

皮をむかない分、皮と実の間に多く含まれる酵素などは、野菜ジュースにした方が多く摂れると言えます。

酸化する心配は?

強いて言えば、ミキサーの方が撹拌中に空気に触れる分、酸化が進みやすいという点だけでしょうか。とは言え、この程度の酸化が大きな問題となる訳でもありませんので、それ程神経質にならなくても良いでしょう。

摂取できる量の差は?

生野菜ジュースが優れているのは「量を摂取しやすい」と言う点につきるでしょう。

例えば生野菜ジュースでよく使うにんじん一本、バナナ一本、リンゴ1個、セロリ一本を一食で同時に食べるのは大変ですが、ミキサーでジュースにしてしまえば簡単に一杯飲んでしまうことができます。

たくさんの量の生野菜を摂取できる点では、生野菜ジュースは効率よく野菜や果物を摂取することができると言えます。

 

忘れないで、噛むことは美容の基本

忘れてならないのは、噛む、という行為にはダイエット効果があるんですね。
噛むことでノルアドレナリンが分泌され細胞の働きが活発になり代謝がアップされたり、脳内ホルモンのヒスタミンが分泌され満腹中枢を刺激してくれるので食事量のコントロールが容易になったりします。さらに、噛む行為のおかげで顔の筋肉も鍛えられるので、美容効果も大きいんですね。

 

まとめ

ミキサーで作った生野菜ジュースであれば、生野菜を食べるのと大差ないということができます。むしろ生野菜を普通に食べるよりも多くの量を一回のジュースで摂取できるので、ダイエットにも効果的でしょう。ですが、野菜すべてがジュースに適したものではありませんので、生野菜ジュースに不向きなものは普通に食べる必要があります。

咀嚼の美容効果・ダイエット効果も忘れずに、両方の良いとこどりで美しくダイエットを成功させましょう。