生野菜ジュースは実は体に悪い?嘘を検証

充実した一日を過ごすためにも、朝食をしっかりと摂ることは最早周知の事実です。
シリアルや、ヨーグルト、野菜ジュースなど栄養価の高いメニューを取り入れている方も多いのではないでしょうか。また、ミキサーの性能もあがり、家庭でも栄養価の高い生野菜ジュースを作ることもできるようになりました。しかし、巷では生野菜ジュースが実は体に悪いという話があります。

これはなぜなのか・・・? そこで、今回は生野菜ジュースがどれだけ身体に良いかをお伝えしたいと思います。

市販の野菜ジュースと混同されている?

生野菜ジュースが身体に悪いという話は市販の野菜ジュースと混同されている可能性があります。その理由は意外にも簡単、そしてありがちなものでした。

市販ジュースは身体にいいと思いますか?

市販の野菜ジュースも、100%と明記しているものが多くあります。ところがこれらのほとんどは濃縮還元製法によるジュースです。この製法で作られた場合、野菜に含まれるビタミンCをはじめとする栄養素やダイエットに効果があるといわれる酵素は加熱処理により、その大部分が壊れてしまい、結果的に濃縮した割には栄養素が低い傾向にあります。

飲みやすさや味も消費者の購買意欲に強く関わるため、必要以上の糖質を添加しているもの、さらには防腐剤などの添加物が含まれているものもあります。また、野菜を加熱・濃縮する(濃縮還元)ことにより、栄養素を凝縮していると謳っているものがあります。

「市販の」というワードが抜けて、悪いイメージが統一化されている

上の説明からも分かるように、「市販の野菜ジュースは身体に悪い」と言われれば、納得の行く部分もあるのですが、インターネットや人づての話ではこの「市販の」という言葉が抜けていることが多々あります。そのため、生野菜ジュースを含めた「野菜ジュース」全般が身体には良くない、といわれている可能性があります。

 

生野菜ジュースが身体に悪い、このウソを覆す!

お伝えしたとおり、市販の野菜ジュースは必ずしも身体に良いとは言えません。では、生野菜ジュースが身体に悪い、、、これが嘘と言えるのかご説明していきましょう。

生野菜ジュースが身体に良い理由

既にご紹介したとおり、生野菜ジュースは加熱処理を行いません。またミキサーの性質も向上しており、低速度でも野菜を粉砕することができるので、酵素をほとんど破壊せずに野菜ジュースにすることができます。

また、通常の調理では無駄になってしまう、茎や葉の部分には豊富な栄養素や酵素が含まれており、丸ごと摂取することができる野菜ジュースはまさに無駄のない摂取方法といえます。

食物繊維が豊富!

食物繊維も水溶性、不溶性ともに摂取できるので、女性を悩ましている便秘などにも効果が期待できます。生野菜ジュースを週3回以上飲んでいる人はそうでない人に比べて、アルツハイマーの発症リスクが76%低下するという研究結果もあります。また、長寿遺伝子を活性化させるポリフェノールの一種であるレスベラトロールなどの植物由来の化学物質フィトケミカルも摂取することができます。

 

生野菜ジュース、残留農薬が危険?

生野菜が体に悪いという理由として、残留農薬の存在が気になるからではないでしょうか。この残留農薬は実際どのくらい私たちを脅かしているのでしょう。

日本の基準は世界トップクラス

日本の農薬基準は特に指定されていない農作物に関しては0.01ppm以下となっています。これは100トンの農作物に対して、農薬1gが含まれているという規模です。日本の残留農薬基準は世界でもトップレベルの厳しさとなっています。

輸入食材も安心できる

中国などの諸外国からの輸入野菜に関しても税関ではとても厳しい検査が行われています。もし、一つでも基準値を上回る農作物が発覚した場合は、その全ての農作物が焼却処分され、輸出会社はペナルティーを受け、当分の間、日本への輸出が禁止されてしまいます。

しかし、厳しい検査が行われていても、基準値を上回る農作物は絶対に手にしないとは言い切れません。しかし、ほとんどの残留農薬は調理前の下ごしらえなどで取り除くことができます。ですから、体に与える影響はほとんどないとされています。

 

生野菜ジュースを安全かつ効果的に作る方法は?

上記でもご説明したとおり、生野菜残留農薬などのリスクは100%取り除くことはできません。では、どのようにして生野菜ジュースを作ればよいでしょうか。

水洗いを徹底すればOK!

下ごしらえへの段階でそのリスクは軽減することができます。生野菜を使用する際は、スポンジを使ってこすりながら洗い流す、皮を向く、流水で振り洗いを行う、酢や塩水につけるなどが有効です。

摂取するタイミングや回数に気をつける!

生野菜ジュースは食物繊維が豊富です。しかし、その分、胃腸に負担をかけてしまいます。そのため、下痢などを起こしている場合は症状が悪化してしまう恐れがあります。体調が良くないときは摂取しないほうが良いでしょう。

 

理想的な一日の野菜摂取量は350gといわれています。
一日の摂取基準を上回るビタミンCやKを摂取するためには、淡色野菜:緑黄色野菜=2:1で作ると良いでしょう。しかし、理想的な野菜の摂取は一日3回に分けて摂取することです。食べ合わせによって、ビタミンの吸収率も影響を受けるので、理想は毎食に生野菜ジュースを摂取することです。生野菜ジュースは作り置きをすると酸化が進行し、栄養素や酵素が少なくなってしまいます。

 

まとめ

生野菜ジュースは加熱処理を行わないため、栄養素や酵素をほとんど破壊せずに摂取することができます。そのため、生野菜ジュースはビタミンなどを高栄養価で摂取できる方法といえます。懸念される残留農薬の問題も下ごしらえの段階で除去できるので、心配しすぎることはありません。

理想は一日に3回に摂取することですが、そう簡単に行かないのが現代社会です。

一日のパフォーマンスに関わってくる朝食に取り入れ、残りの食事で足りない栄養素を補うと良いでしょう。