生野菜ジュースで食物繊維を摂りまくってみる

「お肌は内臓を映し出す鏡」という言葉があります。
それほど人の肌と内臓の状態は密接に関わっています。肌に現れる、ということは便秘などを起こしていれば吹き出物ができますし、美腸なら美肌を保つことができるワケ、これに大きく関わっているのが食物繊維なんですね。野菜を咀嚼し体内に入れるのが一番ですが、方法はそれだけではありません。生野菜ジュースから摂るというやり方もあるのです。

今回は生野菜ジュースによる食物繊維の摂取が、体にどのような影響を与えるかを検証していきます。

生野菜ジュースで摂取できる栄養素とは?

生野菜ジュースを飲むことで、体内に取り入れることのできる栄養素とは何なのでしょう。それをしっかりと把握することで、どのように生野菜ジュースを活用すればいいかが見えてくるはずです。

生野菜ジュースに含まれる栄養素

生野菜にはビタミン、ミネラル、フィトケミカルが、ふんだんに含まれています。「フィトケミカルって何?」と思われた方がいるかもしれません。植物に由来する化学物質のことで、大豆に多く含まれるイソフラボンや、トマトが含有しているリコピンなどのことです。その種類はかなり多く、全部で数千種類以上あります。

市販されている野菜ジュースは、加熱処理されています。ビタミンや酵素は熱に弱いため、加熱殺菌された時点でその大半は失われます。しかし生野菜をジュースにした場合は、栄養素が残せるため、そのまま体へと取り入れることができるというわけです。

2種類に分類される食物繊維

上記の栄養素以外に外せないのが食物繊維。水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の2種類があります。水溶性の食物繊維はその名の通り、水に溶けやすい性質を持っています。たくさん摂ることで消化や吸収を助けてくれます。心筋梗塞、脳梗塞、狭心症などの心配がある人は、水溶性食物繊維の摂取がおすすめ。たくさん摂ることで、血糖値が急激に上がることを抑える働きがあるからです。リンゴや海藻類が水溶性の食物繊維を大量に含有しています。

一方の不溶性食物繊維は、水に溶けない性質を持つ食物繊維です。形を崩さないまま大腸へと辿り着く性質があります。大腸の壁を刺激してくれるので、蠕動運動を促してくれます。不溶性の食物繊維は大腸の達する前段階で、小腸を刺激する働きもあります。そのため免疫系のコントロールにも一役買っています。便秘がちな人は不溶性の食物繊維を摂取するといいでしょう。こちらの食物繊維は大豆やゴボウ、キノコなどに多く含まれています。

バランス良く摂ることの重要性

水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の性質について記してきましたが、どちらか片方のみを偏った状態で、摂り続けることはおすすめできません。バランス良く摂取してこそ体に良いと言えます。一方だけを長期間、摂取し続けると便秘が悪化することもあるので、上手に調和を保つ必要があります。

 

生野菜ジュースを作る際、使う機種は?

生野菜ジュースを作るときに用いる機種は、一般にはだジューサーとミキサーの2種類があります。それぞれが持っている特徴があります。その違いを知ることで、食物繊維をたくさん摂取するのにはどの機種を使えばいいかがおのずと見えてきます。

ジューサー

名前からもわかる通り、ジュースを作るための道具です。低速回転で野菜をすり下ろしていきます。野菜から繊維質を分離させて、水分を搾り出します。

ミキサー

こちらは高速回転で野菜をすり下ろすことができます。繊維質をしっかりと残すため、えぐみがあります。しかしえぐみが残っているということは、野菜の栄養素が壊されずにそのまま存在している証拠なのです。

ミキサーを選択

今回の目的は、生野菜ジュースで食物繊維をたくさん摂取すると、体にどのような影響があるのかを調べること。ということは必然的に、食物繊維をたくさん摂ることのできるミキサーを使用することとなりました。それでは実際に一ヶ月間、ミキサーで作った生野菜ジュースを飲んでみて、どのような変化があったかを報告していきます。

 

1ヶ月間、朝食に生野菜ジュースを飲んでみた

毎朝、朝食を口にする30分前に生野菜ジュースを作って、飲み続けました。食後ではなく食前にしたことには、きちんと理由があります。

いきなり糖質の多い食材を体内に入れてしまうと、血糖値が上昇するのです。
インスリンには血糖値を通常の値へと戻す働きがあります。空腹状態で糖が体に入ってくると、通常よりも血糖値が上昇してします。インスリンが糖を処理しきれなくなるのです。余分な糖は中性脂肪へと変わり、蓄積されてしまう危険性があります。それを続けていると、結果的に肥満体になるというわけです。

野菜の栄養には血糖値の上昇を押さえる働きがあります。生野菜ジュースを先に飲んでおけば、インスリンが出やすい状態に体を持っていくことができます。仕事のある日は、朝にジュースを飲むだけということもありましたが、休みの日は朝だけでなくお昼や夜にもなるべく、摂取するように心がけました。

生野菜ジュースのバリエーション

同じものばかりを飲み続けていると、次第に飽きてしまいます。
毎日楽しく美味しく飲み続けるにはバリエーションが重要。ほうれん草、パセリ、水菜、小松菜、モロヘイヤなどの葉野菜をミキサーにかけるときもあれば、ニンジン、セロリ、たまねぎ、しょうがに水とハチミツを加えたものを、ジュースにして飲む日もありました。水を牛乳や豆乳に変えたり、ヨーグルトを加えることによって味が変わるため、一ヶ月経っても飽きることはありませんでした。

10日目から気分に変化が

飲み始めて10日間ほどすると、寝つきがよくなってきました。安眠作用のあるセロリを中心に飲んだこともあり、不眠が解消されていったのです。野菜が含んでいる多くのビタミンには、イライラを沈静化させたり、憂鬱を軽減させたりする働きがあります。深い睡眠がとれるようになったことで、嫌なことがあっても切り替えられるようになりました。

それまでは自律神経のコントロールが難しく、ついピリピリしてしまい、月に数日は数時間経っても寝付けない日がありました。この状態は交感神経が優位の状態が続いていて、リラックスできていなかったわけです。ところがモロヘイヤやほうれん草などの葉野菜を、摂取し続けたことで、この状況に変化が見られました。つまり交感神経が優位になりすぎず、副交感神経とのバランスがとれるようになったのです。些細なことでイライラしにくくなり、周囲から笑顔が増えたと言われるようになりました。

嬉しい変化が体調にも

今までは便秘がちだったのですが、毎日生野菜ジュースを摂り続けた結果、2週間を過ぎた辺りからお通じが良くなりました。腸内の状態が良好になるにつれて、お肌が艶やかになるという嬉しい結果に。それまでは、ニキビなどの吹き出物に悩まされていたのですが、毎朝の生野菜ジュースのおかげでお肌が改善されていくのが良く分かりました。心なしか髪の艶も良くなったような気がします。

咀嚼を忘れずに!

生野菜ジュースを摂ることは確かに効果的ですが、それのみに依存するのは良くありません。実際に野菜を咀嚼することで、脳内にある変化をもたらすことができます。

噛むことがどれほど大切かというと・・・

精神の安定を保つのには欠かせないセロトニンというホルモンがあります。『幸福のホルモン』と呼ばれるほど、人にとって欠かせない脳内物質です。セロトニンは一定のリズムを刻むような行動を反復すれば、誰でも増やすことができます。食べ物を何度も噛み続けることが、心の平穏につながるのです。

そこで噛みごたえのある野菜をピックアップして、それを夜に食べるように心がけました。週に数回は、必ず千切りにしたキャベツのサラダを夕食に加えたり、外食の時にもサラダバーを追加したり、つけ合わせ野菜の多いメニューを選ぶなどしてみました。よく噛むことで満腹中枢が刺激されて満腹感を得られるため、ダイエット効果まで期待できます。ノンオイルのドレッシングにすれば、カロリーをかなり抑えられるのが嬉しいですね。

一か月の間に、いくつかの変化がはっきりと表れてくれたのは、とてもいいモチベーションにつながりましたし、満足感も得られていい結果につながりました。

やはり食物繊維は強い味方、お通じも順調です。もちろんお肌の状態も、精神状態も良く改善された、そうご報告できます!

 

まとめ

生野菜ジュースを摂取することによる変化について見てきましたが、いかがでしたか? お肌のみではなく、心も安定してきたのが非常に興味深かったです。生野菜ジュースの摂取と毎食、野菜の咀嚼を行えば、健康的で生き生きとした暮らしがきっと送れるはずです。「最近、綺麗になったね!」なんて言われる日が、すぐにやってきますよ。