わざわざ生野菜ジュースを作る必要があるのか。市販と比べてみた

美容や健康に良いといわれる野菜ジュースですが、市販の野菜ジュースと生野菜を使ったジュースの違いを知っていますか?

どうせ摂るなら体に良い方を選びたいですよね。そこで今回は、両方の効果の違いや効率の良い摂取方まで詳しくまとめてみました。是非参考にしてみてください。

市販の野菜ジュースと生野菜のジュースの違いとは?

作る手間のかからない市販の野菜ジュースは忙しい人には勿論、様々な種類があるので選ぶのも楽しみの一つですよね。でも、わざわざ生野菜を使ってジュースを作る方もいらっしゃいます。果たして、効果に違いはあるのでしょうか?

生野菜ジュースvs市販野菜ジュース、その栄養素の違い

生野菜を使って作る野菜ジュースは、特別な処理を行う必要がない為、野菜本来のもつ栄養素がそのまま摂取できます。それに比べ、市販の野菜ジュースは、保存することを前提に殺菌をする必要があるので加熱処理をし、野菜や果物の水分を飛ばした後、再度水を加えて作られます。この過程を“濃縮還元”といいます。また、飲みやすさを重視している事から、食物繊維を取り除いた商品がほとんどだといわれています。

野菜には熱や水に弱い栄養素が存在する

ビタミンCや酵素は熱に弱い性質がるので、上記の製造過程ではほぼ失われます。また、食物繊維のうち水に溶ける性質の水溶性食物繊維はある程度残るものの、不溶性食物繊維は搾りかすとして捨てられるため残りません。つまり市販の野菜ジュースを造る過程では、それらの栄養素はほぼ失われてしまうわけですね。

失われてしまう栄養素には、美容に欠かせない効果が多く含まれます。その一番の例を挙げると、ビタミンCですね。コラーゲンを生成する為に必要ですし、免疫力を高めるほか、鉄の吸収を助けたり、お肌の黒ずみやシミ・ソバカスの原因となるメラニン色素をストップする働きを持っています。

酵素や食物繊維の摂取には市販の野菜ジュースは不向き

酵素には、ビタミンやミネラルの働きを促進する力を持っており、言い方を変えれば、酵素が不足するとビタミンやミネラルの働きは乏しくなるという事です。

飲みやすさの為に省かれている食物繊維にも、血糖値の急上昇を防ぐ、余分な脂肪を吸収し排出するなど、特にダイエットを望む方にとっては嬉しい効果が多いので、それを取り除かれている市販の野菜ジュースは大事な栄養素が大きくかけているといっても過言ではないでしょう。

 

飲むタイミングの違い

生野菜を使って作る野菜ジュースは、市販の野菜ジュースのように食物繊維を省く事はしない為、その飲みやすさと体内での消化に大きな違いがあります。

製造過程でのぞかれる、不溶性食物繊維は胃や腸で消化されにくいので、大腸で便のカサを増やして便通を良くする、コレステロールを吸収する、また善玉菌のエサとなったりします。逆に、消化しにくいため体調の悪い時は胃や腸に負担をかけてしまうため、栄養補給として飲む野菜ジュースは、生野菜で作った物ではなく市販の方が良いとされています。

体調に合わせて、使い分けると良いですね。

 

糖によるカロリーの違い

市販の野菜ジュースは、生野菜で作る野菜ジュースと比べ、糖質が加えられている物があります。その為カロリーが高く、ほとんどの商品が1本あたり60キロカロリーくらいです。同じ量のスポーツドリンクなどと比較すると、その差はかなり大きくなります。

野菜ジュースは“野菜”という2文字が付いているため「野菜を直接食べている」という気分になる方も多いようですね。そのため食事の変わりとしたり、野菜を補うつもりで食事に加えたりする方がいますが、その分カロリーが増えるという事を忘れてはいけません。

“カロリーゼロ”にはご注意を

カロリーゼロと記載されている市販の野菜ジュースもありますが、法律上、定められた量以下のカロリーであればゼロと謳って良いといわれている為、全くカロリーが無いわけではないという事も是非覚えていてください。

カロリーが気になる方は、カロリーゼロよりも砂糖不使用と記載されている商品を選ぶようにしましょう。

 

市販の野菜ジュースで得られる高い栄養素

市販のジュースは、濃縮還元により失われる栄養素も多いのですが、実はその製造過程で失われないおい要素や、その過程のおかげで吸収しやすくなり摂取量の増える栄養素もあるのです。

生野菜を使った野菜ジュースでは得る事の出来ない効果ともいえるので、市販の野菜ジュースは栄養素の摂取量が足りないとは限らないのです。では、それらはどのような栄養素なのか見ていきましょう。

濃縮還元をしても失われない栄養素

ビタミンA、ビタミンB、カリウム、ビタミンEなどがそれに当てはまります。生野菜からも勿論摂取は出来ますが、熱に強い脂溶性ビタミンであるビタミンA(βカロテン)やビタミンEは、熱を加えることで栄養素の吸収率が高まります。

その為、生野菜で作る野菜ジュースが両方の成分を多く含むのであれば、濃縮還元の過程である加熱処理を行った市販の野菜ジュースを飲む方が、その栄養素を高く摂取できるといわれています。

リコピンの摂取には市販の野菜ジュースが効果的

有名な成分として、βカロテンのほかにもトマトに含まれるリコピンがあります。リコピンは、生のトマトに比べ、市販のトマトジュースの方がより豊富に摂取できる成分です。生のトマトをあまり召し上がらないという方は、是非トマトジュースを飲むようにしてくださいね。

 

市販の野菜ジュースを使ったオススメレシピ

市販の野菜ジュースに吸収率が高くなる栄養素がある事を知っていても、なかなか飲めない方や野菜嫌いな方はやっぱりいらっしゃいますよね。そこで、その効果を保ちながら美味しく栄養を摂取できるオススメレシピをご紹介します。

トマトジュースを使ったリゾット

使うのは、市販のトマトジュースとご飯、水、顆粒コンソメ(2/1)、粉チーズ、粗引き黒コショウ、乾燥パセリ、オリーブオイルです。

  1. 小さめの鍋に、ご飯、水、コンソメを入れて弱火にかけます。
  2. ご飯が少し柔らかくなったタイミングで、市販のトマトジュースを加え更に煮ます。
  3. 煮た状態で、黒コショウ、粉チーズを加えよく混ぜ合わせ、とろみが出てきたら火を止めます。
  4. それを、お皿に盛り付け、オリーブオイルを少々とパセリ、粉チーズをかければ出来上がりです。

オリーブオイルはオレイン酸を多く含み血中コレステロールを調整してくれたり、善玉菌を減らさずに悪玉菌を減らす効果などがあります。粉チーズはもちろん発酵食品。パセリは緑黄色野菜(ビタミンE、C、K、βカロテン、鉄分、カリウム)です。

食欲をそそるトマトの香りに、程よい酸味が癖になる一品です。生のトマトが苦手という方や小さなお子様にも食べやすい料理ですから、是非お試し下さい。

 

まとめ

いかがでしょうか?生野菜を使った野菜ジュースと市販の野菜ジュース、両方にメリットとデメリットが存在するという事を知って頂けたかと思います。適切な方法で効率良く栄養素を摂取してください。また、野菜ジュースを飲んでるからといって、野菜を避けていてはいけませんね。あくまでも、健康維持のための食品として野菜ジュースを利用してくださいね。