野菜不足は眠気を引き起こすのか。睡眠と野菜の関係

「夜じっくり寝たはずなのに、昼間すぐ眠くなってしまう…」
「夜なかなか寝付くことができない…」

こんな悩みを抱えているそこのアナタ。今一度、自分の生活を振り返ってみてください。眠気が起こる原因は、あなたの食生活に隠されているかもしれません。

そのキーワードは「野菜不足」。

野菜には様々な栄養素が含まれていますが、慢性的な野菜不足により栄養素が不足すると、身体には様々な不調が現れるのです。その1つが、上のような症状です。

では、一体睡眠と野菜の摂取にはどのような関係があるのでしょうか。睡眠の質を高める野菜の摂り方とはどのようなものなのでしょうか。この記事を読んで、今日から快眠ライフを手に入れましょう!

本当に野菜不足が眠気を引き起こす原因になるの?

皆さんも「野菜は健康にとって良いもの」という考えはお持ちでしょう。しかし、本当に野菜の摂取不足が眠気を引き起こす原因となるのでしょうか?答えはズバリYESです。

野菜不足=栄養の偏りが睡眠の質を下げてしまう

米国睡眠学会の調査によると、睡眠時間が短く寝不足気味の10代の若者は、野菜をあまり摂取せず脂質や糖質を多くとっていることが分かりました。この調査により、寝不足の原因は栄養摂取の偏りにある可能性が指摘されています。実際に睡眠の質に満足していない人は、生活リズムが乱れていることが多くファストフードなどの野菜の少ない食事になりがちと指摘されています。

野菜不足によるビタミン不足と腸内環境の悪化が眠気の原因に!

野菜にはビタミン系の栄養素が多く含まれています。中でもビタミンB群には、疲れやだるさを感じにくくしたり、気力の低下を防ぐ効果があります。また、ビタミンCには不眠症の原因となるストレスを和らげる効果があります。

野菜不足の生活が続いてしまうと、ビタミンが不足して疲れやすくなったり、ストレスが軽減されない結果、不眠症になりやすくなったりします。そのため、睡眠の質が下がり昼間に眠気を感じる引き金となってしまうんです。

さらに野菜には、腸内環境を整える働きもあります。腸内には多数の細菌が生息していて栄養素の分解などを行っていますが、腸内環境が活性化していると睡眠効果を高める「メラトニン」(詳しくは後述)という物質を多く作ってくれるんです。つまり、野菜を食べて腸内環境を整えることで睡眠の質を高めることも可能というわけですね。

このように、野菜不足によってビタミンの欠乏や腸内環境の悪化が起こると、睡眠の質が下がってしまい、夜寝れない分昼間に眠気が襲ってきます。そして昼間に寝てしまうと今度は夜眠れない…という悪循環にもなりかねません。食生活のバランスをうまく摂ることが睡眠の質を高める第一歩と言えそうですね。

 

睡眠と関係がある栄養素とは? 答えは意外と身近な野菜に!

野菜には様々な栄養素が含まれていますが、その中でも特に睡眠の質を高めることが科学的に認められている栄養素がいくつかあります。それぞれの栄養素について詳しく見てみましょう。それぞれの栄養素が比較的多く含まれる野菜も記載しているので参考にしてくださいね。

メラトニン

不眠症の治療にも用いられるまたの名を「睡眠ホルモン」ともいう物質です。体温や脈拍などを低下させる作用があり、身体に睡眠の準備ができたことを認識させる働きすることで眠りにつきやすくするのです。野菜に含まれる量はかなり少ないので、サプリメントなどで補うこともできます。

主な野菜:カイワレ大根・春菊・ケールなど

ラクチュコピコリン

主にレタスに含まれている鎮静作用のある栄養素です。芯の部分から滴り落ちる乳液に多く含まれています。古代から睡眠障害などの療法として使われてきた歴史ある栄養素なのです。

主な野菜:レタス

硫化アリル

玉ねぎには独特のツンとした香りがありますよね。実はあの香りには催眠効果があったのです。食べる必要は特になく、刻んだ玉ねぎを室内に置いておきほのかに匂いを広げておくと自然と眠りにつくことができるようです。これは、西洋の民間療法でも用いられている実用的な方法として知られています。

主な野菜:玉ねぎ・ニンニク・ニラなど

 

このほかにも、野菜ではありませんが乳製品や小魚類に多く含まれるカルシウム、肉・魚類に多く含まれるビタミンB12なども睡眠の質を高めることに効果があるとされています。

 

野菜を使った「快眠レシピ」を伝授!

先ほど紹介した野菜はサラダで食べても美味しいものが多いですが、毎回サラダばかりでは飽きてきますよね。そこで、レタスや玉ねぎを美味しくかつ睡眠の質を高めるように食べられる、とっておきの「快眠レシピ」をご紹介しましょう。

しゃぶしゃぶ

豚肉のしゃぶしゃぶをするときに一緒にレタスもしゃぶしゃぶしてみましょう。特にラクチュコピコリンは芯に多く含まれるので、火を通した方が柔らかくなって美味しくいただけますよ。さらに、豚肉にはビタミンB1という安眠効果のある栄養素を含んでいるので、レタスと一緒に食べるとさらに効果が高まります。

レタスティー

レタスの葉の煮汁をこして、ハチミツを適量加えると完成です。「レタスのお茶なんて美味しくないでしょ!」と門前払いされてしまいそうですが、飲んでみると意外とレタスの味はしないものです。ハチミツにはこれまた安眠効果のあるセロトニンという栄養素が豊富に含まれています。また、ハチミツには睡眠中の脂肪燃焼効果を高める働きもあるので、ダイエットにも効果アリ!

青汁

もうこれさえ飲めば野菜なんか摂らなくていいのでは?と思ってしまうほどたくさんの野菜が含まれている青汁。睡眠の質を高めるのに特に効果があるのは「ケールを主原料としている青汁」です。前述した通り、ケールにはメラトニンが多く含まれています。青汁を選ぶ際はケールができるだけ多く含まれているものを選んでみましょう。独特の味がニガテ…という方はミルクに溶かして飲むといいですよ。

 

これらの「快眠レシピ」、どれも簡単に食べ飲みできるものばかりです。これだけで睡眠の質が高められるのなら、試してみない手はないですよね!

1つ注意することは、これらのレシピは睡眠2~3時間前までに摂るということです。これ以後に食べ飲みすると胃や腸が活発に働いていて睡眠を阻害されてしまうので注意しましょう。

 

まとめ

野菜が不足した、肉中心の脂質の多い食事を続けていると栄養バランスが偏ってしまい睡眠の質が下がってしまうこともあります。そんなときは摂取する野菜を工夫してみましょう。レタスや玉ねぎといった身近な野菜をうまく摂れば、そこに含まれる栄養素の効果によって睡眠の質を高めることができるのです。

寝る前に毎日「レタスティー」を飲むだけでも、あなたの睡眠の質は大きく上がることでしょう。あなたも今日から快眠ライフを手に入れてみませんか?