肌のブツブツと野菜不足。野菜を食べれば改善できるのか

またまた出てきた肌のブツブツ。季節の変わり目だからかなと思っていたけど、なかなか治らない・・・ それって、野菜不足が原因かもしれませんね。

もちろん、間違ったスキンケアや薬などの化学物質が原因ということもありますが、肌トラブルの多くは体の変調から起こるのはご存知でしたか?とくに野菜が足りない食生活は大きく肌にダメージを与えますので、くわしく見ていきましょう。

あなたのブツブツは、どんなふう?

肌のブツブツといっても、出来る場所や大きさ、色と形状、かゆみや痛みを伴うなど、いろいろあります。突然の「じんましん」やアトピー性皮膚炎は別として、どんなものが考えられるでしょうか。

肌のブツブツ、代表格は「ニキビ」と「吹き出物」

これらのブツブツは、毛穴に皮脂がつまってできたものです。
なかでもニキビは、皮脂の分泌がさかんな10代の成長期に出来やすく、過剰な皮脂と古くなった角質がまざって毛穴に詰まって発生します。

また、いわゆる「吹き出物」は、20代以降にできるもので、口の周りやアゴなどに繰り返しできるのが特徴で、大人ニキビともいわれます。

これらの部位は皮脂の分泌が少なく、乾燥しやすいために肌が硬くなります。また、ホルモンバランスの乱れも関係しており、ストレスや睡眠不足、偏った食生活などが大きく影響しています。

肌のブツブツ、実はカビが原因?

たいていのブツブツは、上の説明でお分かりのようにいわゆるニキビなんですね。ところが・・・顔や首筋、背中や胸にニキビのような症状が出ることがあります。しかし、ニキビ治療薬を塗っても治らない、そんなことはありませんか?

ニキビ治療薬が効かないときは、カビの一種「マラセチア菌」が引き起こす脂漏性皮膚炎を疑ってみましょう。

このマラセチア菌は皮膚カビとも呼ばれ、健康な人の肌にふつうに棲んでいるからやっかいです。皮脂を好み、特に汗をかきやすい季節には活発に活動します。

夏バテで体力が落ちている時などが要注意!最初は小さなブツブツが顔や身体に出始めるので、ニキビ専用の軟膏や、ステロイドを使ったりしても効き目がないのが特徴です。

肌のブツブツ、それって「イボ」かも?

突然あらわれた、ブツブツ。気になるのでついつい指で触っていたら、だんだん大きくなってきた。それは皮膚型のウイルスによる良性腫瘍、いわゆる「イボ」です。

痛くも痒くもありませんが、見た目が気になる代表的なブツブツですね。そこで薬局で買ってきた「イボコロリ」を使ってみたら、かえって増えてしまったなんてこともあります。イボコロリは皮膚の角質を溶かしてイボを取る薬ですのでウイルス性のイボには効きません。注意が必要ですね。

上の解説からお分かりのように、これらの「ブツブツ何だか変?」と思ったら、なるべく早く皮膚科を受診しましょう。専門医なら、たいていの皮膚疾患は一目瞭然ですので、最適な治療が受けられるはずです。

 

ブツブツ肌の原因は、野菜不足から!?

さて、ブツブツにはどんなものがあるかチェックしたところで、ブツブツ肌を作る原因を見ていきましょう。一番身近で、深刻なのが野菜不足です。そして解消しやすいのも野菜不足なんですよ。

野菜にはビタミンやミネラル、繊維質が豊富に含まれているのはご存知ですね。

このビタミン類や繊維質が不足すると体調に悪影響を与え、やっかいな肌のトラブルを引き起こすことになります。それはどうしてか……さらに詳しく見ていきましょう。

 

野菜不足はビタミン不足。

私たちの身体を健康に保つ働きをするビタミンは13種類あります。この中でも、肌に必要なビタミンはビタミンC、ビタミンA、ビタミンEなどですが、これらは黄緑色野菜に多く含まれています。これらのビタミンが不足すると、肌のブツブツはもちろん、シミやソバカスが増えたり、肌の老化が進んでしまいます。

お肌の見方、ビタミンC

ビタミンCは強い抗酸化作用と、弾力のある肌のためのコラーゲンを合成します。水溶性のビタミンですから身体の中に貯めておくことができませんので、毎日しっかり取ることが必要です。ちなみに、ビタミンCの豊富な野菜上位3種はピーマン、パセリ、芽キャベツです。

ビタミンAにも変身、β-カロテン

ニンジン、カボチャ、ブロッコリーなどに多く含まれているβ-カロテン。強力な抗酸化作用をもっており、体内に入るとビタミンAに変換されて皮膚や粘膜を正常に保ちます。ビタミンCと異なり、脂溶性のビタミンなので身体の中に貯めておくことができます。

フリーラジカルを除去する、ビタミンE

いま注目のビタミンEは、「フリーラジカル」を除去してくれます。このフリーラジカルは活性酸素より強力な反応を起こす物質で、細胞を構成するタンパク質などを破壊します。そのため、皮膚はもちろんのこと、体中の組織の老化が進むものと考えられています。

ビタミンEを多く含む野菜としては、落花生、モロヘイヤ、カボチャ、赤ピーマンがあります。

脂質の代謝アップなら、ビタミンB群

そしてビタミンB2、B6などのB群は、ニキビの原因となる脂質の代謝を促進して、皮脂の分泌を抑える働きがあります。もちろん緑黄色野菜にも入っていますが、大豆や納豆にはもっと多く含まれています。

忘れてならないミネラル類

ビタミンではありませんが、カルシウム、鉄分、亜鉛、カリウムなど、野菜に含まれている多くのミネラルも見逃せません。不足すると肌がくすんだり、カサカサになったり、いろいろなトラブルを引き起こします。

如何ですか?

野菜の栄養はかなりお肌のコンディションキープに貢献していることがお分かりいただけましたか?それでは次に、食物繊維はどうお肌にかかわっているのかを見ていきましょう。

 

野菜不足は食物繊維不足。

ブツブツ肌の改善には野菜のビタミンやミネラルも重要ですが、同時に野菜の「食物繊維」も重要です。この食物繊維が不足すると便秘を引き起こします。あ~便秘ね、と思った方は心当たりがあるのではないでしょうか?

この便秘により、腸内に溜まった老廃物が腐敗したり、不安定なお通じが精神的ストレスをあたえ、様々な肌のトラブルの原因になるのです。

お肌の大敵便秘の予防に食物繊維

便秘予防のために野菜中心の食事を心がけましょう。
食物繊維は、体内では消化されませんが、腸の消化吸収を助けたり、老廃物を排出したり、腸内環境を良くするなどの整腸作用があります。

そして、この食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ違う働きをしますが、どちらもバランス良くとることが必要です。

食物繊維はバランスよく摂ることが大事

たとえば水溶性食物繊維は炭水化物の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぎます。また、腸の粘膜を保護し余分な脂質を吸着し排出する、デトックス作用があります。そしてなにより、ビフィズス菌などの善玉菌を増殖させることにより、腸内環境を整えることです。

水溶性食物繊維を多く含む野菜としては、エシャロット、おくら、あしたば、春菊など。その他食品ではコンニャク、納豆、アボガド、寒天、ワカメがあります。

そして、不溶性食物繊維。水に溶けませんから、腸内の便の量が増大し蠕動(ぜんどう)運動を活発にさせます。これがお通じを良くすると同時に、有害な物質を体外に排出する「デトックス」効果を高めるのです。

不溶性食物繊維を多く含む野菜としては、ゴボウ、ブロッコリー。その他食品ではサツマイモ、バナナ、大豆、玄米、コンニャク、そば、キノコ類などがあります。

 

お肌のブツブツ解消に野菜不足を解消しよう

前述した野菜のビタミン、食物繊維の不足はお肌のトラブルに直接的にそして間接的にかかわっていることがわかりましたね。どちらの項目でも、その栄養素を含む食品を載せていますので、毎日の食事に加えてみてください。

いろいろ野菜を摂るには、冬なら鍋がおススメですし、八宝菜、具だくさん味噌汁、豚汁やホウトウ、ポトフ、作り置きのできる筑前煮や煮豆などが便利です。

暑い季節なら、夏野菜サラダや、バンバンジー、ガスパッチョなどもいいですね。外食が多い方なら、野菜ジュース、青汁、サプリメントで補充も効果的です。ですが、一日に一回は必ず「野菜を食べる」ことは心がけましょう。

 

まとめ

ブツブツ肌にもいろいろありますが、先ずは自分のブツブツを見極めることが大切です。そして、野菜中心のバランスの取れた食事を心がけ、ビタミン不足と便秘を無くしましょう。これで、たいていのブツブツ肌を改善することができるとおもわれます。

もちろん野菜を取るだけでなく、清潔な身体を保ち、適度な運動を行い、充分な睡眠をとること。それが、いつまでも健康で美しい肌を手に入れることにつながるのです。