痔になりやすい方は野菜が不足しているのか。腸から考えてみた

痔で悩んでいる人は意外に多く、もしかしたら、あなたも悩んでいるうちの1人かもしれませんね。痔の症状を和らげるために市販薬を利用するのも良いですが、それは一時しのぎでしかありません。

まず痔の原因を知り、野菜不足を解消するなど根本から解決していかなければならないのです。今回は腸の観点から考えた、痔や野菜不足の解決法をお伝えしたいと思います。

痔について

痔には3種類ありますので、それぞれの説明をします。

いぼ痔

いぼ痔は肛門がうっ血して膨らんだもので、肛門より外側にできる外痔核と、内側にできる内痔核があります。痔の中では最もポピュラーで、排便時のいきみ過ぎや座りっぱなしなどでも起こりやすくなります。

切れ痔

その名の通り、肛門の皮膚が切れ激しい痛みと出血を伴います。野菜不足による食物繊維不足から便が硬くなり、それが原因で切れることも多いです。また、切れ痔を繰り返すことにより、「肛門狭窄」という肛門が狭くなる病気になることもあります。

あな痔

こちらはあまり見られませんが、肛門腺が化膿して膿がたまり、その膿が出ることで直腸と皮膚をつなぐトンネルが出来てしまう痔です。早急に膿を出すことが大切なのですが、トンネルができている間は細菌に感染しやすくなるので注意が必要になります。

 

野菜不足が痔になりやすい理由

野菜不足だと痔になりやすいと言われていますが、その理由は次のとおりです。

食物繊維が不足している

野菜にはたくさんの食物繊維が含まれているのは、皆さんも既にご存知ですね。
この食物繊維が不足すると腸の調子が悪くなり便秘、もしくは下痢になりやすくなります。便秘の場合、食物繊維が不足することで便が硬くなりますので、無理に排便をしようといきみ、便が硬いために肛門が切れてしまうのです。

下痢の場合も、便が水分をたくさん含んでいるため、排便時の勢いで肛門を傷付けてしまいます。おしりを拭く回数が増えることも、切れ痔の要因となっています。

このように野菜不足は便を硬くするだけでなく、腸の調子も悪化させるので、直接痔に起因していると言えます。

血の流れが悪くなる

食物繊維が不足すると、血中の中性脂肪・コレステロールが増加する傾向があります。そのためドロドロ血液になり、血の流れが悪くなるのです。肛門は血の流れが悪くなると<うっ血>しやすくなりますので、血流の悪さから切れ痔につながります。

こうしてみると食物繊維の不足が、痔になる原因、そして痔を悪化させる要因になっているようですね。それでは、次の項目でこの食物繊維を多く含む野菜をしっかり摂っていく方法を見ていきましょう。

 

痔を治していく、野菜不足の解消方法!

痔の大きな原因は野菜不足。ですが野菜不足に悩んでいる人は多いものの、解決策までは見出だせてない人が多いですね。軽度の切れ痔であれば、野菜をしっかり摂取することで改善できますから、誰でも簡単に野菜を摂取できる方法をお伝えします。

まず、どのくらいの摂取量が必要なのか見ていきましょう。

1日の野菜摂取量の目安

厚生労働省が推奨している、成人1日の摂取量は次の通りです。

  • 緑黄色野菜を1日に120g
  • 淡色野菜は230g

合計すると350gですが、緑黄色野菜・淡色野菜で分かれているという事を認識しなければなりません。緑黄色野菜には、トマト、ほうれん草、にら、かぼちゃなど、こちらはみなさんご存じかと思います。淡色野菜は玉ねぎやレタス、ねぎ、もやしなどですが、豆類や海藻類も入っていますので、それらを含め230gになれば問題ありません。

緑黄色野菜、淡色野菜の中には、ビタミンA~C・ミネラル・食物繊維などが豊富に含まれており、これらの栄養素は体で作ることができないため、意識して摂取することが痔を治すための近道と言えますね。

野菜ジュース

市販の野菜ジュースは、手軽に野菜の栄養素を摂取できることから、活用している人も多いと思います。人工的ではありますが栄養素はある程度しっかり取れますが、チェックしておく点が2、3あります。

  • チェック1:βカロテン、リコピン、水溶性食物繊維などは効率的に摂取できる。
  • チェック2:ビタミンC、酵素、不溶性食物繊維はほぼ含まれず、糖分や塩分が案外多く含まれる。

つまり、毎日の食事に野菜を加えて野菜ジュースを補給すると、かなり効率よく野菜不足の解消ができます。

サプリメント

さまざまな栄養素を摂取できるサプリメントは、低価格で高品質なものが多いです。しかし、一度に多くの栄養素を体内に取り込めるものの、体が全てを吸収できるわけではありません。それに加熱したものには、ほとんど酵素が含まれていませんから、人工的な栄養素だけというのは問題があります。

青汁をいつもの食事にプラス

大麦若葉やケールなどの青葉を使用した青汁は、余計な糖分や塩分を含まずに、青野菜がしっかり入っています。青汁だけでも良さそうな気もしますが、青汁を飲むだけでは1日の野菜摂取量をクリアできません。

青汁の成分は緑黄色野菜がメインなので、淡色の野菜(大根・玉ねぎなど)を意識的に摂取する必要があります。 ですから、「いつもの食事+青汁」が良いのです。 しかもカロリーは野菜ジュースの1/7ほど、糖質もさらに少ないのでおすすめなのです。

毎日の食事に野菜を多く取り入れる方法

野菜ジュース、青汁を利用するにしても、基本となるのは毎日の食事ですね。どうやって野菜を多くしていくか、これはいつも食べない方にとっては至難の業。

そこで活用しやすい物をいくつかご紹介します。

まず一番便利なのが、お味噌汁なんですね。
加える具材を選びませんので、スーパーに出回っている野菜を3種類加えて作ります。寒い時なら、なべ物が野菜をたくさん摂れます。暑い季節は作り置きして冷やしてもおいしく食べられる筑前煮や、冷たいスープも便利です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。痔を治すための野菜摂取は、酵素のないサプリメントや糖質が高い野菜ジュースと比較して、「青汁+普段の食事」が一番おすすめです。また、青汁はサプリメントと比べても吸収率がよいですし、粉末タイプの青汁なら、普段の食事の中に取り入れやすい事もポイントですね。