私の唇が荒れやすいのは野菜不足のせいか。

冬は乾燥が原因で肌や唇が荒れることがよくありますが、特に乾燥する季節でもないのに荒れてしまうと、「何がいけないのかな?」と疑問に思いますよね。もしかすると、その肌荒れは野菜不足が原因かもしれませんよ。

野菜不足はビタミンが足りなくなると同時に、便秘などを引き起こすことがあります。ここでは、野菜不足によって足りなくなる栄養素と肌荒れの関係、ビタミンを豊富に含む野菜を簡単に、そしておいしく補えるレシピやその他解消法をご紹介したいと思います。

唇の荒れや肌荒れを起こす、乾燥以外の原因は?

特に空気が乾燥しているわけでもないのに、お肌や唇が荒れてしまっている時には、以下の原因が考えられます。

ビタミン不足

ビタミンは他の栄養素よりも皮膚により強く作用しているとされています。例えば、皮膚の健康維持や細胞の再生の補助、皮膚や粘膜の炎症を防ぐ、皮膚に栄養を与えるなど、こういった役割を果たしてくれているのがビタミンです。つまり、不足すればそれらの役割を果たせなくなってしまうのです。

食物繊維不足

食物繊維は老廃物や毒素を体外に排出するのを補助する役割を果たしています。食物繊維が不足して老廃物や毒素が体内に溜め込まれてしまうと、血流が悪くなり新陳代謝が低下してしまったりするなど、様々な悪影響が出ます。また、腸内に老廃物が長く留まってしまう便秘も肌荒れを引き起こす原因となります。

 

唇の荒れが起こる時に不足している栄養素は?

ビタミンや食物繊維が不足すると唇の荒れや肌荒れが起こるということですが、具体的にどのビタミンが不足していると考えられるのか、そしてそれらのビタミンがどんな役割を果たしているのか、見ていきましょう。

ビタミンB2

ビタミンB2は、脂質・糖質・タンパク質という三大栄養素から体の材料やエネルギーを作るのに重要な働きをする栄養素です。“発育のビタミン”とも呼ばれ、細胞膜や粘膜の材料となる脂質を使って、体の細胞を再生したりしてくれます。ビタミンB2が不足すると、爪や皮膚などの再生がうまくできなくなってしまい、肌荒れ、ニキビ、口内炎、唇の荒れなどが起こります。

ビタミンB6

ビタミンB6は、三大栄養素の中でも特にタンパク質から体の材料を作る時に欠かせない栄養素です。また、体中にタンパク質を運ぶ働きがあり、ハリ・ツヤのあるお肌を作るのに大変重要な役割を果たしています。ビタミンB6が単独で不足するということはあまりなく、他のビタミンが不足した時に同時にビタミンB6の不足も起こります。ビタミンB6は水溶性ビタミンで、一度にたくさん摂っても体内には蓄えられないので、毎日の食事からバランス良く摂っていくことが必要です。

・ビタミンC

ビタミンCは、数多く存在するビタミンの中でも最もいろいろな働きをする栄養素で、コラーゲンの合成やストレスへの対抗、抗酸化作用、シミやそばかすを防ぐなどの作用があります。

 

便秘は唇やお肌にどんな影響を与える?

最近は便秘に悩む方も多く、それによる肌荒れなどもよくみられるとのこと。一見全く関係ないように思えますが、体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか?

便秘で腸内環境が悪化する

便というのは、食事から体に必要な栄養素を摂り除いた老廃物です。体内に長く留めていてもメリットはなく、できるだけ早く体外に排出すべきものなのです。

便が腸内に長く留まると腐敗や発酵が進み、腸内環境を悪化させる悪玉菌が活性化してしまって、体に有害な物質などが発生します。

有害物質は腸から全身へ

腸内で発生した有害物質は本来なら便と共に排出されるべきですが、便秘状態ですとそれができません。すると有害物質は腸壁から吸収されて、血液に溶け込み全身へ送り出されてしまいます。

全身に送られた有害物質は汗や皮脂となって毛穴から排出されますが、通常有害物質の排出という仕事は肌細胞にはなく、それだけで手間が取られます。結果として、肌細胞だけでは新陳代謝が間に合わなくなり、肌に溜まった汚れを取り除ききれなくなり、肌の状態が悪化してしまうのです。

 

唇の荒れや肌荒れに良い野菜、それらの野菜を使った簡単レシピは?

毎日いろいろな食材を使っておかずを作るのも大変ですし、バランスを考えていてもつい偏ってしまいがちですよね。簡単に手に入る食材、よく使う調味料でできるレシピを少しご紹介します。「もう一品欲しいな」、そんな時に是非お試しください。

ビタミンB2補給に“ホウレンソウ、エノキ、海苔の納豆和え”

ビタミンB2を多く含む食材にはレバー、納豆、ホウレンソウ、モロヘイヤ、卵などがあります。

おすすめ簡単レシピは“ホウレンソウ、エノキ、海苔の納豆和え”です。

茹でたホウレンソウとエノキ、細かくした海苔を納豆と和え、塩麹で味付けした簡単な一品。ビタミンB2は熱に弱いという特徴があるため、茹でたホウレンソウですとビタミンも半減してしまいます。ですが、そこに加熱しないでそのまま食べられる納豆を加えていますので、ビタミンB2を効率良く摂取することができます。

ビタミンB6補給なら“マグロとアボカドと海藻の和えもの”

ビタミンB6を多く含む食材には、赤身のマグロ、カツオ、バナナ、サツマイモ、アボカドなどがあります。

おすすめ簡単レシピは“マグロとアボカドと海藻の和えもの”です。

一口大に切ったマグロと海藻をボールに入れて、醤油、ごま油、塩を入れて和えます。そこに、一口大に切ったアボカド(レモン汁適量を加えたもの)を入れて和えればできあがりです。マグロとアボカドでビタミンB6がたっぷり摂取できますね。海藻はお好みのものを入れてください。

ビタミンCを手軽に摂れる“パプリカのマリネ”

ビタミンCを多く含む食材には、赤ピーマン、菜の花、ブロッコリー、キャベツなどがあります。

おすすめ簡単レシピは、“パプリカのマリネ”です。

調味料は大き目の瓶やタッパーなどに入れ混ぜ合わせておきます。赤ピーマン、黄ピーマンを短冊切り、トマトを串切りにし、オリーブオイルで軽く炒め(ビタミンCは熱に弱いので、ピーマンは炒めなくても良い)、調味液に漬け込み、冷蔵庫で半日ほど寝かせればできあがりです。多めに作って常備菜にしてもいいでしょう。

 

その他、ビタミンB2・B6・Cお手軽解消法

野菜やお肉ですと、そのまま食べられるものは少なく、どうしても調理が必要になります。「忙しすぎて料理する時間もない!」という方は、どうしたらいいでしょうか。

普段の食事に果物をプラスする

果物でしたら、そのまま食べられるものが多いですよね。果物を朝食として食べたり、おやつ時に食べるのはいかがでしょうか。ビタミンB2・B6・Cが多く含まれる果物には、オレンジなどの柑橘系の果物、バナナ、パッションフルーツ、イチゴ、キウイフルーツ、プルーン、柿、パイナップルなどがあります。

サプリメントや青汁を摂取する

足りない栄養素を最も手軽に摂取できるのがサプリメントですよね。唇の荒れや肌荒れが起きる際に不足していることが多いビタミンB2・B6・Cを単独で摂取するよりも、マルチビタミンタイプのサプリメントで、それぞれのビタミンを少しずつバランス良く摂ることをおすすめします。

同様に、青汁も見逃せません。

青汁にはビタミンB2・B6・Cや食物繊維をたくさん含んでいるものがありますので、野菜不足解消には日頃の食事で野菜の摂取量がなかなか増やせない方にはおススメです。

 

まとめ

ビタミンや食物繊維が豊富に含まれているとは言っても、ここでご紹介した野菜ばかりを摂取していたら、栄養バランスは偏ってしまいます。ご紹介した以外の野菜、お肉やお魚などを含め、普段の食事からバランスよく栄養素を摂り入れて唇の荒れを防いでいきたいですね。