野菜ジュースを飲んでいれば野菜を食べなくてもOK?

仕事に追われてプライベートな時間が取れないだけではなく、食事の時間さえもしっかり確保できないという人もいることでしょう。そんな方たちの中には、自分の食生活がかなり偏っていることに気づき、野菜不足を解消するために野菜ジュースを飲んでいる人もいるのではないでしょうか。しかし野菜ジュースを飲んでいれば野菜を食べなくてもいいということではないようです。

そこで今回は、野菜ジュースは野菜を食べる代わりになるのか、という観点から野菜ジュースとは何か、野菜をジュースにすることで変化する栄養価、野菜を摂取することで得られる効果などについてまとめます。

そもそも野菜ジュースとはどんなものなのか。

私たちが野菜を食べる代わりに飲んだりする野菜ジュースですが、そもそも野菜ジュースとはどのようなものなのでしょうか。

野菜ジュースとは

野菜ジュースとは、野菜を磨り潰したり絞ったりして野菜汁を抽出したものです。

市販の野菜ジュースとは

野菜汁を抽出した後、加熱処理したり添加物などを加えたりして作られるものです。いわゆる濃縮還元法で作られているものがほとんどです。

また飲みやすいようにするために食物繊維も除去されているようです。一口に野菜ジュースといっても野菜100%の「濃縮還元」もあれば、濃縮をせずに作った野菜や果物100%の「ストレート」と呼ばれるジュースもあります。さらに、野菜汁の濃度を落として甘みや塩分を加え飲みやすくされたりしているものなど、様々な種類のものがあります。

 

野菜をジュースにすることで変化するものは

野菜をそのままサラダなどで食べることと、加工された野菜ジュースを飲むことではどのような違い・変化があるのでしょうか。

不溶性食物繊維の大部分が取り除かれている。

野菜ジュースは磨り潰したり絞ったりしているので、摘出した汁には水溶性食物繊維はある程度残りますが不溶性食物繊維はほとんど残っていません。これはサラッとして飲みやすい野菜ジュースにするために、あえて不溶性食物繊維を除去していることもあり、生野菜を食べるのと比べると、およそ1/3程度しかジュースには含まれていないそうです。

加熱・加工することでビタミンCが損なわれる。

ビタミンCは加熱すると失われやすいビタミンです。

市販の野菜ジュースの場合、そのほとんどは濃縮するため、殺菌処理するために加熱をする工程があります。その際に熱に弱いビタミンは失われていきます。その一つがビタミンCです。つまり加熱処理された野菜ジュースにはビタミンCが入っていないと理解してもいいわけですね。また、その他のビタミンでも加熱することでダメージを受けることがあるようです。

市販の野菜ジュースでは、ビタミン類が損なわれていたり、不溶性食物繊維のほとんどが失われているようですね。これでは野菜ジュースだけでは野菜そのものを食べる代わりにはなりそうにはありませんね。そして野菜ジュースを飲んでも野菜を食べる代わりにはならないことがほかにもあるようです

 

野菜ジュースでは得られないものが、野菜からは得られるものがある!

野菜が野菜ジュースに加工されることで変化する栄養などがいくつかあることが解かりました。ところが、野菜ジュースでは得られにくいものがほかにもありました。

野菜は噛まなければならない。噛むことで得られるもの。

野菜ジュースを噛むということはしないでしょう。しかし噛むという行為にはたいへん重要な意味があります。噛むことで唾液の分泌が促進されて消化を促しますし、虫歯や歯周病も予防します。また噛むことで満腹中枢を刺激するので食べ過ぎや飲みすぎを予防できます。

ほかにも消化酵素が分泌されやすくなったり、脳の発達を促す又は脳を刺激する…などの効果があります。人間にとって【噛む】・食べるということは基本的なことで、重要な行動なのです。

野菜そのものは調理次第で吸収率アップも。

野菜は調理の仕方や組み合わせによっては体内への吸収率がアップするものもあります。たとえばビタミンAやビタミンDは脂溶性なので炒め物などのように油と調理することで吸収率があがります。またビタミンCなら生野菜・サラダとして摂取することで吸収率があがります。

このように野菜そのものを食べる場合は、その調理法などによって更にビタミンの吸収をより効率的にすることも可能です。

野菜の彩りは食欲増進効果もあり。

野菜はその季節ごとに旬のものがあります。
旬の野菜はその季節を生きていく上に必要な栄養を蓄えていますし、食卓に変化をもたらします。 色の鮮やかな野菜の組み合わせは見た目も美しく、食欲増進効果もありますね。

このように野菜そのものを摂取することで得られるものは意外と多いですね。野菜ジュース、特に市販の野菜ジュースは、野菜をたくさん食べられないときなどに補佐的にりゆするにはとてもちょうほうだといえ野菜そのものの摂取したほうがよさそうですね。

 

まとめ

野菜ジュースを飲んでいれば野菜を食べなくてもいい、と実は思っていましたが、調べてみるとそうではありませんでした。

野菜ジュースにも栄養は確かに含まれています。一日の必要摂取量が摂れるものなどもありますが、それは必要摂取量の野菜を食べることと同じではなく、補助食品としては有効なのだとわかりました。そこで、栄養や食物繊維のみならず、体の機能全般においても、私たちは野菜そのものをよく噛んで食べるように心がけたいものです。