甘くない野菜ジュースは効果あり?実際どうなの!

健康のために、日頃から野菜ジュースを取り入れられている方も多いのではないでしょうか。今ではコンビニエンスストアでも簡単に購入できるとあって、摂取しやすい環境になってきました。ですが、巷では野菜ジュースの効果について、さまざまな意見があります。特に甘くない野菜ジュースの方が効果を期待できるという話がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

甘くない野菜ジュースと甘い野菜ジュースとの違いは??

前者と後者の違いは添加物の有無が上げられます。特に市販の野菜ジュースに関しては、甘味料や果実の割合が多いなどにより、甘さに違いが出てきます。同じ容量に野菜以外の比率が多くなれば、自然と甘さが出てきます。逆に野菜の比率が増えれば、甘さに大きく影響与える糖質が少なくなるため、甘くなくなります。

・甘い野菜ジュース…甘味料や果実の割合が多い

・甘くない野菜ジュース…野菜の比率が多い

野菜の栄養をより豊富に摂取するためには野菜の比率を気にすると良いでしょう。

 

甘くない野菜ジュースと甘い野菜ジュースとの栄養素の違いは?

では栄養面でいうと、前者と後者ではどのような違いがあるのでしょうか。今回は市販されている緑黄色野菜を中心した野菜ジュースと、果実が50%投入されている野菜ジュースを比較したいと思います。

カゴメ 緑黄色野菜の飲むサラダ(195g)

たんぱく質:1.3g
脂質:0g
糖質:7.8g
食物繊維:1.8g
ナトリウム:6~79mg
カルシウム:20mg
カリウム:430mg
ビタミンA:130~670μg
ビタミンC:2~490mg
ビタミンE:0.7~2.5mg
ビタミンK:1~9μg
葉酸:8~70μg
ショ糖:1.1~2.4g
リコピン:9mg

カゴメ 野菜生活100 青森りんごミックス(200g)

※果実、野菜それぞれ50%ずつ

たんぱく質:0.6g
脂質:0g
糖質:25.1g
食物繊維:0~0.9g
ナトリウム:19~73mg
カルシウム:25mg
カリウム:270mg
ビタミンC:90~200mg
ビタミンK:0~6μg
葉酸:1~15μg
ショ糖:2.0~3.9g

前者と後者を比べると以下のようになります。

たんぱく質:(1.3g、0.6g)
脂質:(0g、0g) ▲
糖質:(7.8g、25.1g) ●
食物繊維:(1.8g、0~0.9g)
ナトリウム:(6~79mg、19~73mg) ▲
カルシウム:(20mg、25mg) ▲
カリウム:(430mg、270mg)
ビタミンA:(130~670μg、0) ■
ビタミンC:(2~490mg、90~200mg)
ビタミンE:(0.7~2.5mg、0) ■
ビタミンK:(1~9μg、0~6μg) ▲
葉酸:(8~70μg、1~15μg)
ショ糖:(1.1~2.4g、2.0~3.9g) ●
リコピン:(9mg、0mg) ■

  • が甘いジュースが勝っている栄養素、▲が両者ともほぼ変わらない栄養素、■が甘いジュースに入っていない成分です。これらを比較してみると甘い野菜ジュースは糖質が多く、逆に老化防止に役に立つビタミンA、Eなどが含まれておらず、その他の栄養素も半分以下となっています。

今回、甘い野菜ジュースの果実の比率が50%なので、このような結果となりました。そのため、余分なものが入っているとその分、栄養素が半減または入らないことになります。成分表を見ても甘い野菜ジュースよりも甘くない野菜ジュースの方が効果的といえるでしょう。

 

自家製ジュースを作るとき、甘くするときは注意!

確かに甘さを追及すると栄養価が下がる傾向があります。しかし、それは比率の問題であり、糖質を追加すると栄養素が下がるというわけではありません。そのため、飲みやすくするためにある程度の甘みは必要です。果実の変わりにオリゴ糖などを代用すると良いでしょう。前の段落で提示したように、果実が持つ栄養素は大抵緑黄色野菜にも含まれています。栄養素を追求する場合は果実を使用して甘みを加えないことがおすすめです。

また、野菜ジュースにおいて、作り置きはNGとされます。作り置きをすると酸化してしまい、栄養価が下がってしまいます。作ったその瞬間に飲むようにしましょう。

 

ビタミンB群と糖質(炭水化物)の相性が良い

上記で紹介した野菜ジュースにはビタミンB群が含まれていません。特にビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。このビタミンB1が不足すると糖質がエネルギーに変換されにくく、肥満へと繋がってしまいます。

ほうれん草にはビタミンB1が豊富に含まれているので、オリゴ糖などの糖質を入れる際にはぜひ摂り入れたい野菜です。しかし、ビタミンB1を含む果物はドリアンやマンゴスチンなど入手や使用が難しいものです。また、甘みのある果物はほとんどありません。栄養価はドリアンやマンゴスチンには劣りますが、バレンシアオレンジは程よい甘みと酸味がおすすめです。果物で甘みを与える場合はバレンシアオレンジにすれば、甘みを与えつつ、ビタミンB1も摂取することができます。

 

いかがでしたか。甘くない野菜ジュースと甘いジュースは栄養素の面でも、確かに差があります。また、野菜ジュースに果物を加え過ぎると糖質多寡により肥満に繋がりかねません。効率良く栄養を摂取する生の野菜ジュースを作る場合は、バレンシアオレンジを採用するなど工夫すると良いでしょう。しかし、あくまで甘くなるという観点のため、必ずしも美味しいとは限りません。飲む方の好みや使用する食材の相性もあります。緑黄色野菜をベースにした野菜ジュースにオリゴ糖で軽く甘みを加える、というのも良いでしょう。