野菜不足は肥満を作る。肉好きは要注意

太ってしまう主な原因は、甘い物や肉類などの食べ過ぎによるもの。そして、体の代謝機能が弱ってしまうことにあります。現代では偏った食生活になりがちですが、さらに野菜の摂取量が足りないと肥満体型へどんどん近づいてしまうかも。

特に肉ばかり食べているという方は体内の血管や内蔵にも負担がかかり、スリムな外見から遠ざかっていくことに…こちらでは、野菜不足が招く肥満のおそれと、その対処法をご紹介します。

肉ばかり食べていると、体に悪い?

ステーキやハンバーガーなど、街を歩けば肉料理を食べられるお店がたくさんありますね。肉はたんぱく質が豊富で、お米を食べるより太らないし…という考えの方も多いと思います。まずは、お肉は体に悪いのか、その注意点などを見てみましょう。

肉の脂肪=身につく脂肪?

肉、と聞いて「脂肪」を思い浮かべる方も多いと思います。バラ肉の白い脂身などの、あの部分ですね。しかし、お肉を食べたらその分だけ、体につく脂肪になる訳ではありません。動物性の脂肪に含まれる「飽和脂肪酸」は牛、豚、鶏肉や乳製品などに含まれており、体のエネルギー源になると言われています。細胞膜を強くし、ホルモンの原料にもなるものです。

肉をまったく食べないとなると、肌がカサついたり体が疲れやすくなってしまいます。夏バテ予防などで焼肉を食べる、というのは体に力をみなぎらせるために理にかなっているようですね。

肉だけ食べ続けたらどうなる?

もうひとつ、肉と聞いて思い浮かべる栄養素に「たんぱく質」があります。たんぱく質は体内に入るとアミノ酸に分解されますが、肉にはさらに「必須アミノ酸」といって外部から摂らなければ合成できない栄養素がたくさん。ならば肉だけを多く食べ続けても体に害はないのかというと、これはNGです。

肉中心の食生活が長い間続くと、悪玉菌など腸内環境が悪くなり、大腸ガンなどのリスクが高くなります。動物性の脂肪の摂りすぎは内蔵脂肪を増やし、血中コレステロールも増加し、高脂血症という状態になります。

喫煙や睡眠不足などの習慣などが加わることにより、動脈硬化などを引き起こしやすくなるというコワい結果も招きます。また、食物繊維が不足しがちになり便秘になったり、体臭がキツくなるという実例があります。

 

野菜を食べることで、代謝機能が大幅アップ

野菜の栄養素には、体の機能調整をはかるビタミンやミネラルが豊富に含まれています。皮膚や骨、血液などを健康に保つためには不可欠なもの。上手に摂り入れて、若々しい体を保ち肥満体質からさよならしたいですね!

野菜が不足すると体の中はどうなる?

野菜には、粘膜の保護など風邪予防にも効果のあるビタミンA、ビタミンB1に加えて代謝を上げるビタミンB2なども豊富に摂れる種類がたくさんあります。これら野菜の成分を体に取り込まないと、体の中はどんどんいらないものを溜め込んでいきます。

鉄分や繊維などもうまく摂取できないことから、貧血、便秘になりがちに。老廃物などを排出し、代謝促進するには野菜は欠かせません。体内に、脂肪などでギシギシに固まった歯車があるとすると、綺麗なオイルを差して働きを円滑にする手助けをしてくれる、これが野菜なのですね。

体が喜ぶ、野菜のビタミン効果

動物性脂肪の摂りすぎと、紫外線や食生活で発生する活性酸素なども加わると、血管はもろくなっていきます。加齢やホルモンの関係もありますが、そこへ野菜に含まれる抗酸化ビタミンと呼ばれる、ビタミンCやE、ベータカロテンを摂ると効果的!血液をサラサラに、血管壁を強くすることができますよ。

中でもベータカロテンは、カロテノイドという緑黄色野菜などに多く含まれる天然の色素が含まれており、体内を酸化から強力に守る力があります。また一部はビタミンAにも変わり、目や皮膚の保護、そして細菌から身を守ったりとマルチに活躍してくれます。

野菜の鮮やかな色には、体に良い成分がぎっしり詰まっていると分かれば、野菜が苦手な方も食べてみようかな?と気持ちが進みそうですね。

野菜の力で中性脂肪を減らそう

中性脂肪は、血中や内蔵の周りにもつきます。目に見えてお腹に脂肪がついてきた!というだけではなく、見えないところにもどんどんためこんでしまうので油断ならないですよね。野菜の食物繊維は腸内を掃除して、お通じを良くすることで知られていますが、なんと悪玉コレステロールも便に吸着させ外に出す働きもしてくれます。また、摂取した脂肪を小腸で吸収しにくいようブロック機能もあります。

 

体をサビつかせない!摂ると有効な野菜とその成分

体の中をいらないものであふれさせぬよう、代謝を上げ、排出させるというサイクルが大切な事が分かりました。そこで、生活習慣病なども防いで体内をイキイキとよみがえらせる野菜を3種類、効果的な食べ方と一緒にご紹介します。

手軽に生でシャキシャキ「大根」

生の大根には、「酵素」が多く含まれています。体内にも酵素はありますが、外から摂るものがカギになってきます。食べ物を摂取すると、まず体内酵素の力で消化、分解を始めます。残りは脂肪を燃焼したり…とエネルギー変換にまわすはずが、酵素の量が慢性的に足りないと、体に余計な老廃物がたまりやすく、細胞のターンオーバーも悪くなりがちに。

さらに、加齢と共に基礎代謝が下がり、食べる量が同じでも脂肪をためこむ原因になってしまいます。酵素は毒素を排出し、体を活性化する役目を果たします。大根に限らず、生野菜やフルーツにも酵素はありますが、大根おろしのように細かくすることで体内にスムーズに吸収されやすくなります。

繊維がたくさん「かぼちゃ」

かぼちゃには100g中に3.6gの食物繊維が含まれ、ベータカロテンも豊富です。免疫力を高めて風邪予防や冷え性などの改善にも効くといわれ、抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。さらに、天然のアミノ酸の成分であるシトルリンが血行の促進をうながし、脂肪燃焼に効果があるといわれています。代謝が上がるので、脂肪が付きにくくなる訳ですね。

かぼちゃは加熱してもビタミンがこわれにくく、油と一緒に炒めるとベータカロテンの吸収率が高まります。皮も栄養たっぷりなので捨てずに調理されるのをおすすめします。

ネバネバ感が効果あり「さといも」

煮物や豚汁の中に入れてもおいしい<さといも>の、ぬめり成分が大切。胃腸の粘膜を刺激から保護し、たんぱく質の吸収を高めてくれます。さといものガラクタンという成分は血圧を下げたり、血中コレステロールを少なくする力があり、また、余計な水分を排出するカリウムも豊富なのでむくみを防ぎます。もちろん繊維の力で脂肪をためこむのを抑えてくれる効果があるのも嬉しいところです。

調理する際は、塩分を加えてしまうとぬめりが落ちてしまうので、しょうゆ、みそなども少量に味付けをしましょう。皮つきのまま調理すると熱に弱い成分も、ダメージを受けず栄養も逃げにくいです。

 

まとめ

野菜を食べることは、肥満防止になるだけではなく病気の芽をつむことにもなりそうですね。ただし、肉や魚介類に含まれるたんぱく質が不足しても筋力低下や慢性疲労になりやすいので、摂取するバランスが大事なようです。毎日、野菜のスムージーなどを作って生の酵素を摂るのも良いですし、外食でも毎回、サラダやおひたしなど野菜の付け合わせを選ぶのをお忘れなく!