ガン予防は野菜が基本。野菜不足を解消しよう

以前から野菜の摂取量が足りていないことが注目されていましたが、最近では野菜不足が私たちの体に及ぼす影響についても、いろいろなことが分かってきました。そのなかの一つが死亡原因で一番多いガンとの関係です。ですが、野菜を取ることでガンを予防できるのだという話を耳にします。

そこで、野菜を食べることでどんな効果があるのか、どんな野菜が良いのかなどを調べてみましたので、お話ししていきたいと思います。

ガンができる原因

厚生省が発表した平成27年度の死因順位で第1位となっているのがガンです。

ガンのできる原因は、それまで正常に働いていた体の細胞の一部が何らかの原因で突然変異を起こし、細胞がガン化して増殖していくことです。ある学説によると、健康な人でも1日に5000個ものガン細胞が発生しており、そのつど免疫細胞が退治しているのだとか。その免疫細胞の活性化に必要不可欠なのが野菜なのです。

タバコが細胞をガン化させる

タバコにはニトロソアミンなどの発がん性物質が数十種類含まれています。体に入り込んだ発がん性物質はDNA細胞と結合し、細胞分裂の際に突然変異を引き起こしてガン細胞になります。タバコは肺がんだけでなく喉頭がんや口腔・咽頭がん、肝臓がん、胃がん、食道がんなど、さまざまなガンに関連しているといわれています。

野菜不足がガンの原因に

野菜不足もガンの原因として挙げられています。とくに女性がかかりやすい大腸がんは野菜不足が大きな要因です。現代の食生活は欧米化が進み肉類中心の食事が多く、野菜が不足がちだといわれています。ガン化した細胞に免疫細胞が攻撃をして増えないように抑え込んでいるのですが、野菜が不足することで免疫細胞が弱くなりガン細胞を抑えられなくなります。

野菜を食べればいろいろな効果が期待できる!

野菜を食べることで食物繊維以外にもビタミンやミネラル、葉酸、鉄分など幅広い栄養素を摂り入れることができます。脂肪やカロリーも少ないため、肥満予防としても効果的です。そして野菜を食べると免疫力が上がります。発生したガン細胞を免疫機能が攻撃をして抑制するのでガン予防に繋がります。

野菜が免疫力を上げてくれる理由

皆さんは、免疫機能の6割をつかさどっているのが腸だということはもうご存知でしょう。野菜を摂る、つまり食物繊維やビタミンを摂ることは、腸内環境を良くするために必要不可欠な栄養素を摂り入れることになります。

食物繊維は腸内の掃除をし、排せつ物を滞ることなく体外へ出すようにし、同時に、この食物繊維のおかげで腸のぜんどう運動も良くなります。ビタミン類は、腸からの吸収により、体の隅々へ届けられ、脳をはじめとする体全体の機能を高める働きをしてくれます。

きれいな腸を持つことは、免疫機能もアップし、悪い細胞を即刻排除したり奇形細胞ができにくい状態にしてくれるわけです。

 

どんな野菜がガンに効く?

野菜で免疫力を高めることでガン予防の効果が期待できますが、野菜なら何でも良いのでしょうか?野菜全般を食べることが出来ればそれが一番ですが、実際の生活ではなかなかそうはいかないようです。そこでガン予防に効果的な野菜には何があるのかを調べてみました。

ニンニク(がんを予防するセレンを含む)

ニンニクはガン予防に最も効果のある野菜です。ニンニクの匂いに元となる硫化アリルは強い抗酸化作用があり、老化や病気の要因となる活性酸素を抑制する効果があります。他には、ニンニクをすりおろしたり切るなどして傷を付けると発生するアリシンという成分やニンニクに含まれているセレンというミネラル成分がガンを予防してくれます。

キャベツ(強いガン抑制効果のあるイソチオシアネートを含む)

キャベツには強いガンの抑制効果を持っているイソチオシアネートや発がん物質を抑制するベルオキシダーゼという酵素やビタミン類がたくさん含まれています。イソチオシアネートは大根やワサビ、白菜などにも入っていて、肺がんや膀胱がんの予防に効果的だといわれています。

ニンジン(免疫力を高めるカロテンがたっぷり)

ニンジンに含まれているカロテンは体の中に入るとビタミンAに変わって免疫力を高める効果を持っています。強い抗酸化作用もあり、胃がんや肺がんの予防に効果的です。ニンジンは葉っぱにも栄養があり、カロテンやビタミン、カリウムなどが含まれているので、捨てずに食べることをおススメします。

生姜(活性酵素を排除するシンゲロンを含む)

生姜の辛味成分であるシンゲロンには殺菌効果があり、ガンの原因となる活性酸素を排除する働きがあります。生姜には体を温める効果もあるので、冷えから起こる免疫力低下も防ぐことができます。生姜にはその他にも動脈硬化の予防や改善効果もあります。

 

野菜不足を解消するために

野菜を食べると体が元気になることが分かっていますが、1日の野菜の摂取量は350gが理想だといわれています。しかし実際には野菜摂取量が不足しており、どの年代でも350gもの野菜は摂れていません。ガン予防のためにも野菜は必要不可欠ですがどうすれば野菜不足を補うことが出来るのでしょうか。

野菜ジュース

野菜不足の解消としてよく知られているのが野菜ジュースです。おススメなのは抗酸化作用のβカロテンが豊富に含まれていてなおかつ甘みのある赤ピーマンと、同じく抗酸化作用を持つレモンやみかんなどの柑橘類、いちごを加えた野菜ジュース。

野菜ジュースはどうしても飲みにくい、そんな方には、はちみつを足して少し甘みを付けてみることをお勧めします。飲みやすさが断然違いますよ。また、自家製の野菜ジュースなら、野菜の持つ抗菌パワーが市販の物とは断然異なるので、お手製生野菜ジュースもおススメです。

サプリメント

サプリメントも野菜不足の救世主だといえます。ガン予防を考えたうえでサプリメントを選ぶなら、ビタミンC・Eやセレン、亜鉛、コエンザイムQ10などガンの発生を予防するビタミンやミネラルをバランスよく摂取できるマルチビタミン・ミネラルが良いでしょう。オメガ3であるEPAやDHAのサプリメントもガン予防に活用できるサプリメントです。オメガ3はガン細胞の増殖を抑える効果があります。

青汁

青汁はガン予防として愛飲している人が増えてきています。ガン予防として青汁を選ぶ際には、ビタミンAやビタミンC、ビタミンE、食物繊維、イソチオシアネートが含まれているタイプを選びましょう。ビタミンA・C・E、食物繊維は抗酸化作用があり、イソチオシアネートは発ガン物質ができるのを抑える効果があります。

具だくさん味噌汁

味噌汁もガン予防に効果的です。大豆のイソフラボンは免疫力を上げる効果があり、1日に3杯飲むと乳がんの発生率が半分近くに下がるという結果があります。

塩分量が気になる場合は豆腐や納豆などの大豆製品にもイソフラボンが含まれているので大豆製品をうまく活用しながらバランスよく摂取すると塩分を抑えることができますよ。

 

まとめ

免疫力を上げるニンニクやキャベツ、ニンジン、生姜などを積極的に食べることで毎日できるといわれるガン細胞を排除することができます。毎日350gの野菜を食べると理想的なのですが実際にはなかなか難しいようです。野菜ジュースやサプリメント、青汁などを活用しながらガンを予防する抗酸化作用のあるビタミン類やミネラル、食物繊維などを摂るようにしましょう。