ニキビの原因はやっぱり野菜不足か。ベジタリアンはニキビなし? 

ニキビを見つけると、たとえ一つであってもなんだかとても気になってしまいませんか?

ツルツルな肌の人を見ると本当にうらやましくなってしまいますね。ベジタリアンの人はニキビもなく肌がきれいといいますが、野菜の力は肌も美しくしてくれるのでしょうか。

さっそくニキビと野菜の関係を見ていきましょう!

ニキビはどうやってできる?

ニキビは、毛穴が詰まってしまうことが原因でおもに顔や胸、背中などによくできます。

思春期ニキビができるのは皮脂が多すぎるせい

このころ分泌が増える成長ホルモンの影響で、顔のTゾーンを中心に皮脂分泌が増えることによりニキビができやすくなります。毛穴からスムーズに排出されないほど皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まってしまうからです。

また、思春期に活発に分泌される男性ホルモンも皮脂の分泌を高めてしまい、ニキビができる一因となっています。このニキビは、洗顔をよくして皮膚の皮脂分をきれいに落としておけばなくなるとされています。

大人のニキビは肌のターンオーバーの乱れが原因

一方、大人になってからのニキビは肌のターンオーバーが乱れることにより、毛穴の周りの角質が厚くなり、毛穴をふさいでしまうことがおもな原因です。そうしてふさがった毛穴にアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしてニキビになってしまうのです。

ターンオーバーの乱れは肌の乾燥も引き起こし、それによって角質はさらに厚くなったり固くなったりするため、ニキビがよりひどくなることもあります。思春期のころと大人になってからのニキビのでき方には違いがありますが、毛穴の詰まりが原因であることは共通しているのですね。

 

肌の新陳代謝が悪くなるのはなぜか

それでは、大人のニキビの原因であるターンオーバーの乱れはなぜ引き起こされてしまうのでしょうか。

食生活の乱れによる栄養素の不足

外食や加工食品など、野菜の少ない食事を多く取ることにより、ニキビを予防するために必要なビタミンやミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。それが肌の新陳代謝が悪くなってしまう理由の一つです。

ビタミン、ミネラルにはターンオーバーのサイクルを正常化したり、アクネ菌の殺菌をしたりする働きがあります。それ以外にも、ニキビを予防するための栄養素が野菜には多く含まれているのです。

ストレスは男性ホルモンの分泌を高める

日常生活でストレスが強いと、男性ホルモンの分泌が高まってしまい、女性のニキビの大きな原因となっています。男性ホルモンは皮脂の分泌を活発にするほか、皮膚の角化も進めるため、ニキビができやすくなってしまいます。肌のターンオーバーを正常に保ちニキビを防ぐには、ストレス解消とともに野菜を多く取ることが必要のようですね。

 

肌の乾燥もニキビを生み出す!

ニキビの原因としてもう一つ忘れてはならないのが肌の乾燥です。

肌の乾燥は毛穴を細く詰まりやすくする

乾燥肌は脂性肌と違い、皮脂分が毛穴に詰まるほど過剰に分泌することはありません。しかし、皮脂の分泌が少ないということは、肌を守ってくれるバリアである皮脂膜が弱いということにつながります。

そうなると角質層の水分を保つことが難しくなってしまい、角質が固くなりやすく、その結果毛穴も細くなってしまいます。毛穴が細くなると、少しの皮脂でもすぐに詰まるようになってしまうのです。

乾燥肌の解消にはビタミンが不可欠

肌の乾燥を予防するためにも、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が必要になってきます。皮膚科でニキビの治療のために処方されるビタミンもあるほどです。乾燥肌でもニキビができやすくなってしまうのは意外なことですが、やはり正常でない肌の状態のままでいると、ニキビにつながってしまうのです。

 

便秘によるニキビも野菜が防いでくれる

ターンオーバーの異常や乾燥肌だけではなく、便秘もニキビを発生させる原因となります。

便秘がニキビを発生させる過程

便秘になると、便は腸内に長く留まることになり、腐敗して有害なガスや物質が発生します。

それらが排出されないために腸壁から吸収され、血液中に取り入れられて全身へと運ばれてしまうのです。そして、それが皮膚へと到達し、皮膚から排出される際にできるのがニキビというわけです。

野菜に含まれる食物繊維が便秘を予防する

野菜の多くには食物繊維が含まれています。
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、そのどちらも便秘を解消するのには必要です。そのため、野菜が不足していると食物繊維も不足してしまい、便が排出されにくくなってしまいます。

便秘になるとニキビだけではなく、お腹がはる、体臭がするなどの不快症状もさまざまに現れてきます。野菜を多めに取ることで便秘も解消していきたいですね。

 

肌のターンオーバーを正常にし、乾燥肌を防ぐ野菜とは?

ここまで見てきたように、ニキビを予防するには、肌のターンオーバーを正常にしたり、乾燥肌や便秘を防ぐ必要があります。

これらを可能にするのが野菜に含まれる栄養素です。必要な栄養素と、それを含む野菜をまとめてみました。

ビタミンA

カボチャ、にんじん、ほうれん草、しその葉など

皮膚や粘膜の潤いを保つ角質層の天然保湿因子(NMF)の生成を助けるため、不足すると角質層の保湿力が低下し乾燥を招きます。ターンオーバーを正常化する働きもあるビタミンです。

ビタミンB群

大豆、アボカド、モロヘイヤ、大葉、ニンニク、とうがらしなど。

ビタミンB2、B6などは皮脂の分泌を抑えてくれる働きをします。また、皮膚や粘膜が発育するように助け、不足すると皮膚の乾燥を招いてしまいます。

ビタミンC

パプリカ、芽キャベツ、ブロッコリー、じゃがいも、キャベツなど。

コラーゲンが生成されるのを促す働きや、細胞を老化させてしまう活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

ビタミンE

アボカド、パプリカ、レタス、アーモンド、くるみなど

高い抗酸化作用があり、血行をよくして新陳代謝を活発にする「若返りのビタミン」です。また、活性酸素から細胞を守ってくれます。

亜鉛

ごまやカシューナッツなど。

細胞分裂に関わって皮膚の新陳代謝を活発にしたり、ホルモンのバランスを整えるミネラルです。不足すると肌の乾燥や炎症を起こしやすくなります。

必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸系)

コーン油、ゴマ油、ベニバナ油、大豆油など。

細胞膜の材料となり、ターンオーバーが正常に行われるために欠かせない成分です。魚介類などに含まれるオメガ6脂肪酸とバランスよく取る必要があります。

 

便秘を防ぎ、肌の保湿力をアップする野菜

便秘を予防する食物繊維を含む野菜、肌の保湿力を高める野菜は次のようなものです。

食物繊維

ごぼう、しいたけ、しめじ、玉ねぎ、さつまいも、豆類など。

便を柔らかくしたり腸の動きをよくしたりして便がスムーズに排出されるようにする栄養素です。また、脂質の排出を助けるため、皮膚に分泌される余分な皮脂が少なくなります。

セラミド

ブロッコリー、小麦胚芽、こんにゃく芋、大豆、、黒豆、小豆、ゴボウ、など。

肌の角質層に存在し、保湿力やバリアの働きを保つ成分です。セラミドを含む食品を摂取すると、その中の成分が角質層でのセラミドの産生を促進させるとされています。

 

ニキビは炎症がひどくなると跡が残ってしまうこともありますので、早めに解消できるよう、普段からこれらの野菜を取っていくほうがよさそうです。

 

まとめ

ベジタリアンにはニキビが少ないといわれるのはこのような野菜の働きのおかげだったのですね。

美しい肌を目指して、すぐにでも完全なベジタリアンになりたい!と思うかもしれませんが、何事も極端に変えてしまっては続かないことも多いものです。ベジタリアンといっても、乳製品も食べるラクトベジタリアンや、魚も食べるペスコベジタリアンなどもいます。まずは肉や油っこいものを減らしながら、少しずつ野菜の量を増やしていかれてはいかがでしょうか。