手荒れの原因が野菜不足だと感じている方へ

ハンドクリームをこまめにつけて、食器を洗う時には必ず炊事手袋着用。更に夜寝るときにはうるおいを与えて保湿効果もあるシルクの手袋をしている。手荒れ対策は完璧なはずなのに、手荒れが全然改善しない… そんな悩みはありませんか?

そんな手荒れ、もしかしたら野菜不足が原因のひとつかもしれません。

どうして手荒れが起こるのか

手荒れの原因で一番多いのは、肌の乾燥と言えるでしょう。肌が乾燥するということは、水分量が減少することとも言い換えられます。

手肌の水分量が減れば、肌はひび割れる

木の枝についている瑞々しい緑の葉っぱと、散ってしまった後の落ち葉を想像してみてください。緑の葉っぱはギュッと握りしめても破れてしまうことはありませんが、水分の抜けた落ち葉はカサカサと破れてしまいます。ヒトの肌も同じ、水分量が少ないと簡単にひび割れてしまうのです。

手肌の水分量を保ってくれる皮脂

そしてヒトの皮膚を乾燥から守ってくれるのが皮脂なのですが、手は常に空気や水など皮脂を奪う要因にさらされています。水やお湯は皮脂を洗い流してしまいますし、石けんなど泡の立つものは脱脂剤と言っても過言ではありません。

そのような皮脂を落としてしまうものに常に触れている手は、体の中でも乾燥、更にそれが悪化して引き起こす手のひび割れなどになりやすい部位と言えるのです。

また、もともと乾燥しやすい手指は野菜不足などの栄養バランスの乱れの影響を大きく受けてしまいます。

 

野菜不足と手荒れの関係

他にも考えられる手荒れの原因にストレスやアレルギーがありますが、見落とされがちな原因のひとつが野菜不足です。私たちの身体は食べるものからできていますから、栄養不足が続けば、必ずどこかに悪影響が出てきます。

肌は健康を映す鏡

肌は栄養の過不足、更には健康を映す鏡でもあり、身体が発する「野菜不足ですよ」という初期サインのひとつが肌荒れともいわれています。なぜなら野菜には皮膚を健康に保つために必要なビタミンやミネラル、食物繊維など多くの栄養素が含まれているからです。栄養素とは「健康な肌をつくる素材」。この素材が足りなかったり質が悪かったりすると、外的刺激に弱い肌ができ上がってしまうのです。「たかが野菜不足」と軽く考えていると、色々な面で健康に悪影響が現れてくるのです。

手、肌の荒れが出ているということは、健康面に何らかのトラブルが起こっているサインだと受け取れますね。そのトラブルをしっかり突き止めることが手荒れ、肌荒れを解消する近道かもしれません。

 

ガサガサの手をツルツルに変える栄養素って?

手荒れが気になった時、多くの人はまずハンドクリームやパラフィンパックなど「外から与える」ケアを取り入れるのではないでしょうか。でもそれと同時に「体の内側から与える」ケアをプラスするべきなのです。美肌の基本は内側、外側両方から栄養分を与えること。ハンドケアもその別ではありません。

それでは実際に手荒れ対策として取り入れるべき栄養素をみていきましょう。

乾燥に負けない強い肌を作る、ビタミンA(ベータカロテン)

緑黄野菜に豊富に含まれているビタミンA(ベータカロテン)は不足してしまうと、肌の抵抗力は弱まり乾燥しやすくなってしまいます。

:どんな野菜に多く含まれているの?

にんじん、モロヘイヤ、ほうれん草、春菊、大根の葉、高菜漬け、シソの葉、よもぎなど

ハリのある肌作りに欠かせない!ビタミンC

手の皮膚を含む、美肌作りに欠かせないコラーゲン。これを作り出すためにはビタミンCが欠かせません。またタバコや紫外線など肌老化の原因ともなる活性酸素から守ってくれる「抗酸化物質」もビタミンCなのです。

:どんな野菜に多く含まれているの?

赤ピーマン、黄ピーマン、芽キャベツ(ゆで)、ケール、青ピーマン、ブロッコリー(ゆで)、カリフラワー(ゆで)など

美肌作りの立役者、ビタミンE

もうひとつの抗酸化ビタミンであり、肌荒れ対策に欠かせないのがビタミンEです。ビタミンCとビタミンEは、両方をバランスよくとることで力を出すことができます。

:どんな野菜に多く含まれているの?

ビタミンEは野菜にはあまり含まれていないのですが、野菜で比較的含有量が多いのがかぼちゃ、モロヘイヤ、大根の葉、赤ピーマンなど。種子類であるアーモンドは高い含有量なので、おやつに食べたり、スライスしたアーモンドをサラダに振りかけたりして、摂取量を増やしましょう。

傷んだ皮膚を修復するビタミンB2 (リボフラビン)

身体の発育や美容に深く関係するビタミンB2。健康な皮膚や髪、爪をつくるのに重要な役割を持つビタミンです。

:どんな野菜に多く含まれているの?

ビタミンB2は野菜や果物など、植物性の食物にはほとんど含まれていません。多く含まれるのは牛や豚、鶏のレバー、乳製品や卵。野菜との炒めものなどに加えて取り入れるといいでしょう。またベジタリアンの人はサプリなどで意識的に補うことが必要となります。

 

大切なのはバランス!一皿でOKの手荒れ対策メニューとは

「手荒れにはビタミンCが効くのね!」と、赤ピーマンばかりを食べ続けても効果はありません。肝心なのはバランスです。

特に手荒れ、あかぎれなどで傷んだ手の皮膚を修復してくれるビタミンB2は動物性食品に多く含まれているので、これらを取り入れつつ、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCを含む食品を使ったメニューを毎回の食事に組み入れましょう。

野菜不足&手荒れ一気に解消!簡単ミネストローネ

:材料

ビタミンA:にんじん、ほうれん草、大根の葉、ホールトマトの缶詰

ビタミンE:かぼちゃ、モロヘイヤ

ビタミンC:赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー

ビタミンB2:脱脂粉乳

:作り方

野菜類をすべて角切りにし、オリーブオイルで炒める。トマト缶を足して更に炒めてから水、コンソメキューブを入れて弱火で煮込む。野菜が柔らかくなったら最後に脱脂粉乳を加える。

 

まとめ

手荒れを修復し、強い肌を育てる栄養素をバランスよく、一品で摂れるメニューです。作り置きもできるし、忙しい毎日の栄養補充メニューとして優秀ですね。ハンドクリームなどの外からのケアに加えて、毎日食事から取り入れることで野菜不足、そして手荒れの解消を目指しましょう。